【JRC2013参加レポート】「Cyposに関して」清 哲朗先生(岡山画像診断センター)より

ITEM2013 Report 国際医用画像総合展 (ITEM in JRC 2013) レポート 新製品 速報:JRC & ITEM 2013 参加レポート
2013.04.16

 過密スケジュールの総会を限られた出席日程の中でめぼしいセッションを追いかけていると、領域を絞っても会期内にCypos閲覧を完了するのはかなり厳しいです。参加登録者は4月末までのCyposへのアクセスが許されており、帰宅後の落ち着いた環境でじっくり閲覧できるので是非活用したいところ。教育演題を中心にPDFでのダウンロードが許可されている演題もありますし、どうしても手元に残したければマイPCならスクリーンキャ プチャによる保存が手軽にできますから。自分の専門領域は言わずもがなですが、折角の機会なので非専門領域や教育演題にも目を通しておくべきと思います。膨大な演題がありますが、キーワード、分野別や受賞演題等によるフィルタリング機能があるので使いこなせば効率よく拾い上げでき、ブック マーク機能で個人的なお気に入りリストを作ることもできます。力作多々ありますが、受賞作以外に確認出来た範囲で個人的に感心した演題をあえて一つ、京都市立病院立元先生ご発表のE009硬膜内腫瘍:鑑別診断のポイント。脊髄硬膜内腫瘍は決して頻度の高い疾患ではありませんが、イラストを多用しつつキー画像を提示し、疾患背景や診断の要点を綺麗にまとめられていました。今回の総会ではプログラムや抄録の電子版の使い勝手がかなり改善されていて助かりました。今後は教育講演ものについては会期後のネット配信をしてくれると大変ありがたいです。