ザイオソフト/アミン

https://www.zio.co.jp/special/item2015/index.html

取材製品情報

ワークステーション

MR心筋T1マッピング/ziostation2

遅延造影解析(LGE)では検出困難な、びまん性線維化の定量解析が可能となるアプリケーション。MRIでT1を経時的に変化させた画像からT1値を直接算出する。造影前後のMR撮像データを読み込み、左室心筋の輪郭を設定するだけでT1値の変化をカラーマッピング表示する。T1値の変化は自動的に計測結果をグラフ表示する。
 
T1値には個人差があるため、本アプリケーションでは心筋の線維化を定量的に評価する指標としてECV(細胞外液分画)値の算出を行っている。造影前後のデータから、血液のT1値とヘマトクリット値を利用してECVを算出し、全体・内膜側・外膜側のECVをブルズアイ表示する。ECVマップは12セグメントの表示にも対応し、SA表示にもセグメント表示を行うことが可能。
 

MR心筋T1マッピング
ECVのブルズアイ表示、12セグメント表示

ワークステーション

CT冠動脈支配領域解析/ziostation2

2015年4月リリースの最新Version2.4に搭載されたCT冠動脈支配領域解析。
冠動脈の任意の分岐血管ごとに心壁の責任領域を分割表示する機能だ。
 
冠動脈と左室を抽出し、任意の血管の末梢側の左室心筋の責任領域を分割して表示する。分割された領域ごとの体積を計測し、分割された領域はMPR断面などの2D上にオーバーレイ表示する。サーフェースレンダリング表示にも対応している。
血管や心筋の抽出は自動でも、マニュアルでも可能。マニュアル操作もガイドパレットのサポートで簡便に行える。狭窄部より末梢の支配領域も分割することが可能だ。
 

CT冠動脈支配領域解析
サーフェースレンダリング表示にも対応

ワークステーション

TAVR術前プランニング/ziostation2

2015年4月にリリースとなった最新Version2.4に搭載される「TAVR術前プランニング」。経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)のカテーテル挿入法(経大腿、経心尖アプローチ)ごとに最適なワークフローで術前のプランニングをサポートする。
 
本機能では、サーフェースレンダリング表示や、自動計測機能が強化されている。ワークフローで設定したポイントのとおりに、下肢動脈から大動脈までのアプローチ経路の血管径を自動計測。また同社独自のDynamic ROI機能により、心拍により変化する弁輪や弁膜面と冠動脈起始部の距離を動態のままダイナミックに計測することができる。また、レポート作成機能も充実しており、デバイスメーカーのプロクタリングシステムに準じた計測箇所やレポート機能を搭載している。
 

弁計測レイアウト
Dynamic ROI

ブースインフォメーション

ITEM2015 ザイオソフト/アミン ブースインフォメーション
ブースNo.239

 

●ブース情報
ユーザーの皆様の声をいただき、それを形にすることで進化を続けたザイオステーション。今年のブースは、それを象徴するような、これまでとは一味違ったデザインと演出のブースになっている。また、PhyZiodynamicsでしか実現できないさまざまな機能を、実機によるデモに加え、動画解説と実際に臨床で活用されている先生方のインタビューなども含めてご紹介。

 

多様化するニーズに応える機能がさらに充実
Ziostation2

Ziostation2 最新バージョンでは、「Computed DWI」や「MR 心筋T1 マッピング」といった様々な機能解析アプリケーションや、サーフェスレンダリング表示をサポートした「CT 冠動脈支配領域解析」をはじめとする術前シミュレーションに最適なソフトウェア等数多くのオプションが新搭載。また非剛体位置あわせ機能や、自動抽出や自動計測、レポート機能の強化など各種機能も充実し、さらに大きく進化を遂げている。

MR心筋T1マッピング

 

●セミナー情報
第74回日本医学放射線学会総会ランチョンセミナー27」
2015年4月19日(日) 12:00~12:50
パシフィコ横浜会議センター311+312
司会:佐久間 肇先生(三重大学)
演題・演者:
「嚥下CTにおけるPhyZiodynamicsが切り拓く機能評価~補完による動態評価、局所トラッキングによる筋長計測
稲本 陽子先生(藤田保健衛生大学)
「心臓CTにおけるPhyZiodynamicsの有用性~被曝低減、ノイズ除去、血流解析、ストレイン解析」
城戸 輝仁先生(愛媛大学)

 

ITEM in JRC 2015ブース No.239 パシフィコ横浜展示ホール