その他
光ファイバの先端に極微小のプラスチックシンチレータを取り付けた単純構造のシンチレーション光ファイバー線量計。従来型の線量計は金属の使用部分が多く線量計がX線透視画像に写り込んで診断や治療を妨げていたが、検出部が全てプラスチック製なのでX線透視像にまったく写らない。極小の実効容積でピンポイント計測が可能。
リアルタイムで線量・線量率を表示し、エネルギー補正することなく直読が可能なので、長時間のX線透視が必要な心筋梗塞や脳梗塞などの血管内治療において、患者の被曝線量をリアルタイムで計測し、将来の皮膚障害等のリスクを低減できる。
操作は簡単で、バッテリーは8時間駆動。線量のサンプリング情報はSDカードにCSVで保存でき、Bluetooth内蔵でPCやTabletに接続することもできる。
ITEM2015 アクロバイオ ブースインフォメーション
ブースNo.301
"医療放射線QAの総合ソリューション"をテーマに、放射線診断・治療・核医学の各分野において計測機器および画像性能評価ツールを幅広く展示する。なかでも光ファイバー線量計「MIDSOF」は、X線画像にうつらない微小なシンチレーション検出器を採用し、軽量コンパクトな機器本体に液晶ディスプレイを搭載した放射線診断用計測機器である。線量および線量率の表示、Bluetooth®とSDカードを内蔵し、無線での通信とデータバックアップ機能を備えている。今回はさらに現在開発中のマルチチャンネルバージョンも発表する。