その他
OCTAVIUS 4Dは、モータ駆動円筒形ファントムと、2D検出器、IMRT線量検証ソフトウェアを中心に構成された、IMATやVMATなどのダイナミックIMRT線量検証システムである。
ファントムはリニアックと同期して回転するため、常に治療ビームが検出器面に垂直に入射する。そのため、方向依存性のない、線量データが得られ、正確な3D線量検証が可能となる。
3種類のOCTAVIUS検出器はいずれの製品も高分解能を誇る。特に1500型は7㎜間隔で検出器が配置されており、全体に高密度・高分解能であるとと もに、27×27cmの照射野で、広い範囲をカバーする。1000型の照射野は10×10cmと1500型に比べ小さいが、中心部の5.5×5.5cm範 囲内の検出器の間隔は約2.5㎜と非常に狭く、ピンポイント照射の際の検証などに最適である。
患者線量評価から日常QAまで、幅広く実施できるOAソリューションとなっている。
ITEM2016 アクロバイオ ブースインフォメーション
ブースNo.311
光ファイバー線量計「MIDSOF」
〝医療放射線QAの総合ソリューション〞をテーマに、放射線診断・治療・核医学の各分野において計測機器および画像性能評価ツールを幅広く展示する。なかでも光ファイバー線量計「MIDSOF」は、X線画像にうつらない微小なシンチレーション検出器を採用し、軽量コンパクトな機器本体に液晶ディスプレイを搭載した放射線診断用計測機器である。線量および線量率の表示、BluetoothⓇとSDカードを内蔵し、無線での通信とデータバックアップ機能を備えている。放射線治療分野ではPTWのIMRT-VMAT検証ツール「OCTAVIUS 4D」を展示する。