【JRC2016 おすすめ演題現地レポート】横町和志先生(広島大学病院)より

ITEM2016 Report(ITEM in JRC 2016 国際医用画像総合展):Expert’s Real-Time Voice
2016.04.17

横町和志先生(広島大学病院)よりJRC2016おすすめ演題現地レポートを頂きました!

 
JRC2016 おすすめ演題 現地レポート②

広島大学病院  横町和志

 
 「あの人に教えたい!オススメ演題」でもご紹介させていただいたJSRTの朝のセッションで技術活用セミナー8 「疫学と統計の基礎(4)統計における2つの過誤とサンプルサイズの考え方」を拝聴させていただきましたのでその報告をさせていただきます。
 朝8:00からのセッションにもかかわらず満員の会場でした。これから研究を行う方も現在行っておられる方も、統計処理に関しては苦労されておられるのではないでしょうか?そういった疑問を解決できる内容でした。
 近年、研究を始める前に目標症例数を設定することが求められてきています。この中でどのように症例数を設定するかを考えるためその研究で何をどのくらいの誤差でどこまで知りたいかを研究を始める前にしっかり考える重要性についてたとえ話を交えて講演されていました。非常にわかりやすい講演で、帰無仮説や対立仮説についての理解が深まりました。αエラーやβエラーの考え方や疫学研究と臨床研究(治験など)との考え方の違いについても講演されていました。最後に、統計手法の解説がありパラメトリック・ノンパラメトリック検定の使用方法についても講演されていました。非常に盛りだくさんの内容を講演いただき非常に勉強になるセミナーでした。
 
②おすすめ演題_疫学と統計の基礎_広島大学病院 横町