放射線治療
アキュレイ社の新しいトモセラピーシステムのプラットフォーム。
機器内部の配置を一新し、画像誘導放射線治療用のCT撮影機能や治療計画の柔軟性を保持しつつ、高精度な治療をより少ない負担で行えるようにしている。ガントリー回転速度が従来機種に比べて66%速くなり、位置合わせ時のCT撮影時間が短縮。また、線量率は850MU/分から1,000MU/分に向上している。これによってトータルの治療時間が3割ほど削減され、患者の負担軽減につながる。また、より多くの治療を行えるようになるため、経営面の貢献も期待できる。
照射モードはTomoHelicalTMとTomoDirectTMの2種類を搭載し、患者に合わせて最適な治療計画を選択可能。
ボア部には新たにカウチキャッチャーを設置。天板のたわみを抑えた正確な移動を実現することで、照射時のずれを防止する。ずれ調整にかかる業務負担や不安を軽減できる。
本邦での1号機稼働は、今秋を見込んでいる。
放射線治療
RadixactTMと同時に上市された新しい治療計画システム。インターフェースが直観的に使用できるものとなり、使い勝手が向上した。
AutoSegmentationTMを含む、コンツーリング機能の強化や、妥当性の高いアルゴリズムを使用したDIR(Deformable Image Registration)を提供。さらにVoLoTMアルゴリズムを使用したGPU並列処理により高速な線量計算や最適化も実現。治療計画の比較・合算の確認機能も搭載し、さらに治療計画をスムーズに進められるように改善が加えられた。
オリジナルの治療計画から自動変形した輪郭を、位置合わせ画像上に生成するアダプティブセラピープログラムPreciseARTTMも搭載。分割ごとの照射線量や線量統計量、積算照射線量をカスタマイズ可能なレポートでレビューしユーザーが設定した閾値を超えた場合、確認項目をフラグで表示する。また、治療計画の検証ツールをフル装備。実行済みの治療や輪郭変形などを含めて評価できる。
PreciseRTXTMは、治療中か治療歴のある患者の治療計画を新たに効率よく作成するツール。アキュレイ社以外のシステムからも患者データのインポートが可能。以前の輪郭の変形や照射線量を新しい治療計画に反映させることもできる。
ITEM2017 日本アキュレイ ブースインフォメーション
ブースNo.226
放射線治療機器 ラディザクトシリーズ
トモセラピーシステムの新しいプラットフォーム。2種類の照射モード、線量計算・最適化を高速化するVoLOTM により多様な症例への対応が可能。正常組織保護に貢献するTomoEDGETMや、線量率の向上、MVCT撮影スピードアップで患者スループットも改善。また、ボア部のカウチキャッチャーで天板の平行移動への安心感が向上。
治療計画システム アキュレイ プレシジョン
ラディザクトシリーズのためのパワフルな治療計画機能を搭載。AutoSegmentationTMなどの輪郭描写機能の強化や、治療計画の比較・合算の確認機能を搭載。PreciseARTTMはアダプティブセラピーを、PreciseRTXTMは再治療を計画するためのツールを装備したプログラムで、ラディザクトシリーズでの治療実行を強力にサポートする。
ITEM in JRC 2017ブース No.226 パシフィコ横浜展示ホール