治療RIS
ARIStation RTは、放射線治療の業務フローに沿って設計された治療RISで、PACSや診断RISであるARIStationと連携して、各業務をトータルにサポートするシステムである。
同製品は、直感的な操作で治療スケジュールを予約することができ、治療計画装置からDICOM RTプラン情報を取り込み、総線量、1回線量のほかEnergyや門数を自動設定できる。スケジュール管理は、休日や装置メンテナンスなど詳細設定が可能で、予約の変更にも柔軟に対応できる。
また、治療情報の一覧表示と外部出力機能も特徴であり、依頼医がWeb上で治療医のカルテから治療経過を確認することが可能だ。また、予定線量と実際の照射線量の一覧や統計結果の出力にも対応している。
このほか、ARIStation同様、バーコード認証による検査受付、患者の基本情報や安全情報の表示にも対応している。
この度、陽子線治療、内部照射(HDR、LDR)にも対応できるようになり、より広いシチュエーションでの活用が可能となった。
ARIStation RTでは放射線治療の種類や予定線量などの治療情報を管理・確認できる。
RIS
ARIStationは、放射線画像撮影業務に必要な情報を正確・スピーディに伝達するだけではなく、画像撮影で重要である「安全に撮影できること」にも着目してさらに機能が充実。同製品は、患者の基本情報に加え、障害・禁忌・感染症といった情報は注意を促すように強調して表示され、安全情報表示を強化している。
このほか、核医学検査薬剤の発注・廃棄といったRI薬剤管理、モダリティ始業終業点検といった医療機器管理業務、検査室内のインルームモニタで患者認証を行うことによる誤撮影リスク低減、各撮影室の受付状況や待ち時間をモニタ表示することによる待ち人数均一化といったことが可能だ。
ARIStationの情報はHISをはじめ、検像システム、PACS、レポートシステムとの連携が可能で、円滑に情報共有を図ることができる。
コーナー紹介
ITEM2017 PSP ブースインフォメーション
ブースNo.313
診断RIS「ARIStation」/治療RIS「ARIStation RT」
撮影業務をサポートする診断RIS「ARIStation」は、スピーディに業務が行えるだけでなく、「安全に撮影できること」に着目して開発してきた製品である。患者ごとに異なる禁忌、感染症、移送方法などの情報は、注意を促すように強調して表示される。強化した安全情報表示をぜひご覧いただきたい。
放射線治療管理システム「ARIStation RT」は、放射線治療に関わる情報登録・予約管理・受付処理・実施入力機能を搭載。外部照射(X線治療、陽子線治療)と内部照射(HDR、LDR)に対応している。簡単な操作で治療スケジュールの予約や変更ができ、統計結果の出力も可能である。業務ごとの専用画面とフローに沿った設計が好評をいただいている。
ARIStationイメージ
PACS「EV Insite net」
フィルムレス運用における画像管理の主軸として活用されている。読影用ビューアー「EV InsiteR」は、読影医の専門的な要望に応えながら進化を続けてきた。読影医だけでなく診療放射線技師や各診療科医にも直感的に使ってもらえるよう工夫を施している。
ITEM2017では、最新機能を搭載したビューアーを展示する。
EV Insite net
●セミナー情報
ランチョンセミナー11
「PSPでよかったPACSお気に入りベーシック機能 ベスト10!」
司会:陣崎雅弘先生(慶應義塾大学)
演者:片平和博先生(熊本中央病院)
開催日:2017年4月15日(土)
ランチョンセミナー24
「前立腺癌のMRI診断〜病理対比から学ぶ
mp-MRI診断におけるピットフォール〜」
司会:井上優介先生(北里大学)
演者:新本 弘先生(防衛医科大学校)
開催日:2017年4月16日(日)
皆さまのご来場をお待ちしております。
ITEM in JRC 2017ブース No.313 パシフィコ横浜展示ホール