被検者及び医療従事者のニーズを取り込み開発された同社の新しい乳房専用バイオプシー装置。プローンバイオプシーは腹臥位式であるため被検者にとって楽な姿勢でバイオプシーを受けることができるとともに穿刺針が見えないため、心理的負担がより少ない乳房バイオプシーを可能にする。同システムは、Selenia Dimensionsと同等の70μmのFPDを搭載することにより、大きく画質が向上、2D又はトモガイド下での乳房バイオプシーを実現した。これにより、従来バイオプシー時には見つけにくかった微小な病変や腫瘤を検出しやすくなった。ワークフローにおいても、画像を見ながらのワンクリック・ターゲティングなど、従来のマニュアルに比べ多くの改善が見られるとともにバイオプシー時間の短縮化を行った。乳房のアクセスについても、360度のアクセスに加え、患者プラットフォームの開口部を工夫することにより、腋下など従来アクセスが難しかった部位へのアクセスもより容易になった。これらの改善により、よりスピーディで正確なバイオプシーを可能とし、被検者にとっても、医療従事者にとっても負担の少ないシステムとなっている。
開口部は用途に応じ形を変更可能
開口部は丸型もある