http://www.eizo.co.jp/event/pr/medical/item2018.html
その他
EIZOは、医療機器からの様々な形で送信されるX線照射情報を一元管理し、医療情報と統合して2次利用するコミュニケーションシステム「DOSE MANAGER」を開発した。同製品は、患者の被ばく線量を推定し、管理することを可能としている。
被ばく線量の管理は、平成30年度の診療報酬改定に伴い、算定条件(施設基準)の1つに「適切な管理を行っていること」が挙げられた。従来の画像診断管理加算1と2に加えて3が追加された。そこで、同社のDOSE MANAGERに注目が集まっている。
同社の被ばく線量管理システムの主な特長は「被ばく線量情報の自動収集」「被ばく線量データベースの構築」「被ばく線量情報の活用」の3つ。既存の電子カルテシステムやRISシステムと連携が可能で、様々なX線検査の被ばく情報を施設内の端末で情報共有することが可能であるという。
同製品の主な特長をみると、まず、撮影装置からのRDSR(Radiation Dose Structured Report)を受信できる。被ばく線量情報を自動収集し、照射情報の取得管理を行う。施設独自の線量データベースを構築できることで、臨床及び研究への活用も可能となる。管理された照射情報から患者のダメージである被ばく線量が算出できることも大きな特長だ。Reportフォームは施設や検査種別ごとにカスタマイズが可能で、被ばく線量情報をRISや電子カルテシステムに送信できる。XML形式のファイル出力に対応できるという。そして、Japan-DIR(Dose Index Registry)構築プロジェクトに参画しているという点も見逃せない。
モニタ
RadiForce GX560 MammoDuoは高解像度、微細表示など高精細画像表示を可能としたブレストイメージング専用のモニター。同製品は、新開発の5メガピクセルモニター2面を専用スタンドで一体化させた。
まず、注目すべき点は、画面の額縁を5メガピクセルモニターとしては世界最小レベルの7.5㎜まで狭額化を図ったところ。あわせて、2つの画面は隙間なく設置。画面間の距離はわずか15㎜となり、額縁と表示面の高低差も2.5㎜に抑え、表示画像を比べる際に滑らかに目線を動かすことを可能とした。
また、「Point-and-Focus機能」により、マウスとホットキーの操作のみで、目の前に表示されている画像内の気になるところを速やかに選択し、輝度や階調を見やすく変更できる。焦点を絞ることで、読影に集中できるという。
デジタルマンモグラフィの情報量は500万画素、もしくはそれ以上に及ぶ。ビューワはモニターの表示可能な解像度以上のデータを表示する際には、間引き表示を行い、細部にモザイク化が観察できなくなってしまう。そこで、同製品では、LTPS(低温ポリシリコン)パネルを採用していることから、データの間引き率もモザイク化も抑え、きめ細かく元画像を再現している。つまり、微粒かつ微妙な陰影を特徴とする石灰化の抽出や腫瘤のスピキュラの確認においても適している。
モニタ
EX3220-3DはEIZOが誇る手術用3Dモニター。ドクターのニーズをふまえて、開発された80.1㎝(31.5)型3D液晶モニターである。奥行き感や立体感が必要な高精細な3D手術映像を忠実に再現できるもので、内視鏡カートをはじめ、天吊りなど設置環境に応じて、一回り小さい66.1㎝(26.0)型も選択可能。
発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルを採用し、さらに高解像度フルHD対応で3D手術の映像を再現する。
また、目障りな映り込みを抑制。オプティカルボンディング加工により、照明の明るい手術室で利用してもコントラスト比の低下を防止し、視認性の高い映像を確保するという。さらに、安全衛生確保を図るフルフラットデザインを採用していることも特長の1つ。角のない丸みを帯びたデザインで、防塵・防水等級はモニター前面:IP45、全体:IP32を誇る。
一方、EX3140は、手術用4Kモニター。同製品は、フルHDの4倍の画素数4K UHD映像に対応すべく、内視鏡・手術顕微鏡映像を高精細に表示する31.1型ワイドである。このフルHDモニターは、識別しにくかった微細な部位まで表示できるという。
EIZO独自開発の映像鮮鋭化技術「Smart Resolution with Sparse Coding(S.R.S.C.)」を搭載し、従来撮影したフルHDの映像も、モニターの4K UHD解像度を活かして、高精細な表示を可能とした。
EIZO/EIZOメディカルソリューションズ ブースインフォメーション
ブースNo.417
ブース情報
診断から治療まで、EIZOはプレシジョン・メディシンを、「面」で支える。
今、患者ごとに最適な治療法を選ぶ『プレシジョン・メディシン』が医療界で注目されている。医療に関する情報はますます膨大になり、それらを迅速かつ適切に処理しなくてはならない。EIZOは、映像技術を核として顧客のニーズに応じた最適な映像環境ソリューションを提供することにより、『プレシジョン・メディシン』を強く支援。「『面』で支える」をブーステーマに、豊富なソリューションを紹介する
「読影効率を向上させる」放射線科モニターソリューション
EIZO独自の「Work-and-Flow(ワーク・アンド・フロー)」機能を強化し、読影作業の効率化をさらに追求。画像の関心領域のみに焦点をしぼり読影に集中しやすくなる機能や、モニター・キーボード・マウス1組で2台のPC間を自在に行き来できる機能など、実機で体験いただける絶好の機会となる。
「重要な情報資産を守る」ストレージソリューション
飛躍的に増大する医用画像データの保存に、医療分野での利用実績、アプリケーションや運用特性から最適な製品を選択し、サービスも組み合わせたストレージ導入の提案を行う。
重要な情報資産を守る」ストレージソリューション
「大容量データをスケーラブルに一元管理できる」統合基盤ソリューション
システム基盤の水平統合化により、部門単位のシステム構築による管理の煩雑さやコストの無駄を省き、統制のとれたシステム環境構築を提案する。
「大容量データをスケーラブルに一元管理できる」統合基盤ソリューション