MRコンテンツ

ITEM2018 Report:
2018.04.16
★「Microsoft HoloLens」で手術室の構築イメージを体験。MR(複合現実)コンテンツを開発! デジタル手術支援ソリューション「OPERADA」を利用した手術室イメージ。★
★デジタル手術支援ソリューション「OPERADA」★

日立はマイクロソフト社のMR(複合現実)ヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」(マイクロソフト ホロンズ)を活用した「手術室構築イメージを体験できるコンテンツ」を開発した。同社はこのコンテンツを利用すれば、手術室の新設を予定している病院施設や新しい機器の導入を検討している既存の手術室空間をMR空間としてバーチャルの医療機器を配置し、実際の施設環境をイメージしたり、新しい機器の導入を体験できるという。
 今回は、ITEM2018の日立ブースで体験可能となった。脳神経外科手術での使用を想定したMRIシステム、手術台、生体モニタ、麻酔器、手術顕微鏡などが配置された手術室の中に実際にいるかのような体験ができる。つまり、手術執刀医、麻酔科医、看護師など複数のスタッフがかかわり、効率的な手術を目指す中で、機器のレイアウトや機器の運用など事前のシミュレーションが可能となる。
 「実際の医療機器を配置した手術室をイメージしたい」「新しく導入した機器をどのように活用するのか事前にスタッフ間でトレーニングしたい」といった現場のニーズに応える同社の注目すべきコンテンツといえよう。
 そのコンテンツには、3月から販売開始を行った同社のデジタル手術支援ソリューション「OPERADA」が盛り込まれている。「OPERADA」はオープンMRIシステムを中心に手術支援を行うナビテーションシステムや映像統合配信システムをパッケージにしたソリューションだ。今後、同社はデモや医療現場における実証をとおして、現場の声を生かした手術支援や教育分野のコンテンツを拡充していくとしている。