X線TVシステム
新たにT-smart PROとSmartBMD AI Assistの2つのAI技術が搭載されたX線TVシステム。ディープラーニングを応用し、熟練の診療放射線技師の技量を再現しつつ、ボタン1つで最適な画像を提供する。
T-smart PROはトモシンセシス用のアプリケーション。収集した画像データから人工関節や骨を固定する金属物などをAIが自動抽出し、金属アーチファクトを最小限に抑えた再構成画像を取得する。また、再構成の範囲を自動で決定するため、患者にとって無理のない体勢でトモシンセシス検査を行っても再構成の範囲を調整し直す作業を削減することが可能となった。
また、SmartBMD AI Assistは骨密度測定に関して、これまでは大腿骨に対してだけだったAI技術を腰椎にも応用した。これにより、X線画像上で骨領域を抽出するセグメンテーションを行う際、術者の経験やスキルに左右されない安定した画像で測定することができる。作業時間の短縮はもちろん、医療現場での作業効率の向上につながる。
血管撮影システム
Triniasは、世界初となる、AIによる最新画像処理技術を搭載した血管撮影システムである。これまでの血管撮影システムは、どうしても被ばく低減のために低い線量で運用すると視認性の低下につながり、スムーズな血管造影検査やカテーテル治療を行うためには線量を増やすしかなかった。しかし、同製品はAI技術を活用し、低い線量でも鮮明な画像を表示する新画像処理技術「SCORE Opera」を搭載した。これによって被ばく量を削減しながら安全にカテーテル治療を行うことができ、医師と患者の健康を全力で守りつつ治療の質を高めることが可能となった。
また、同製品はシステムの使い方をニーズに合わせてフレキシブルに設定できるようになっている。タッチパネルやモニタレイアウトを施設に合わせてカスタマイズできるため、術者一人で運営する場合、複数名で運営する場合とメンバー構成によって最適な作業空間を実現。複雑な機能でもプログラミングしておくことでワンタッチで操作できるため、ワークフローを改善し、手技時間の短縮、1日あたりの検査数の増加、生産性の向上が期待でき、経営面からも病院を支援する。
さらに、技術進化の早い同システムは、サブスクリプションサービスによって定期的にアップデートされるため、常に最新のソフトウェアで検査、治療を行うことができる。必要に応じてアプリを追加することで、ハードを入れ替えなくても最新の医療環境を提供する。
島津製作所 ブースNo.B5-03
ブース情報
長引くコロナ禍で増大する医療現場の負担。業務の省力化・負担軽減のために、何ができるのか。島津製作所はAI技術の活用により、診療業務の効率化を支援いたします。検査業務がどのように変わるのか、ブースにて新製品・新機能をご体験ください。
回診用X線撮影装置
全世界でシリーズ累計6,500台以上※の実績を誇るMoblieDaRtからMobileDaRt Evolution MX8Versionと、2021年よりラインナップに加わったMobileArt Evolution MX8 Versionをご紹介します。パワーアシスト機能「GLIDE VIEW」により可能にした気持ちが伝わる滑らかな走行性、伸縮支柱により走行時に広い視野を確保できる別次元の安心感を、今年は走行体験コーナーで体感いただけます。
※2021年12月現在
診断用X線装置
RADspeed Pro style edition
新開発のパワーアシスト機能「POWER GLIDE」(オプション)により、大規模な病院からクリニックまで、多忙な医療現場の生産性向上と、医師や診療放射線技師の方々の働き方改革に貢献します。また、各種DRシステムに対応できるため、各医療施設の既存システムとも連携性・親和性が高いシステム構築が可能です。
X線テレビシステム
SONIALVISION G4 LX edition
さまざまな臨床用途で幅広くお使い頂けるX線テレビシステムです。新画像処理エンジンDeEP(ディープ)の搭載により、内視鏡検査や消化管造影検査における透視のさらなる低被ばく・高画質化を実現しました。また、SID1.8m引き伸ばし機能(オプション)により、整形外科領域の検査や簡易な胸部検査を可能にしています。
株式会社島津製作所
〒604-8511 京都市中京区西ノ京桑原町1番地
WEB:https://www.med.shimadzu.co.jp/