スタットセンサーiは、全血中のクレアチニン濃度（血漿換算値）とeGFR （推算糸球体濾過量）値を測定できるクレアチニン迅速測定装置。指頭血1.2μLにより30秒で結果を表示する。使い捨てのテストストリップは、同社のスタットセンサー エクスプレスiクレアチニン用と同じものを用いる。eGFR値は日本人用推算式により算出して表示する。本体のサイズは高さ153mm、幅82.5mm、厚さ46mm、重さ256g。3.7Vリチウムポリマー充電池を内蔵し、連続8時間動作する。付属の充電ステーションにはLAN接続機能があり、専用ソフトにより、検査室や病院の情報システムと接続でき、PACSや電子カルテシステム上で患者データや校正データの管理などが可能だ。

　スタットセンサー エクスプレスiクレアチニンは、全血中のクレアチニン濃度を検査できるポータブルデバイス。救急搬送時や夜間の緊急造影検査時の造影剤事故を防止するため、腎機能の迅速評価に利用されている。指先から採取した血液（指頭血）により、クレアチニンの血漿換算値を計測・表示する。必要検体量は1.2μL、使い捨てのテストストリップをデバイスに装着して検体を付着させれば30秒で結果が表示される。測定範囲は0.30mg/dL〜12.00mg/dL。高さ91.4mm、幅58.4mm、厚さ22.9mmで59gと小型軽量で電池動作なので、ドクターカー、ドクターヘリで活用される例も多いという。テストストリップは1バイアル25枚入りの2バイアルセットで販売している。