Kada-Rec

ITEM2022 Report:
2022.04.17

Kada-Recは最大4系統の映像信号を同時に取り込み、循環器領域・脳神経血管内治療向けにX線診断装置の透視像などの映像を録画または配信する映像収録システムである。生成されるファイルはMPEG4形式で保存されるため、簡単に編集することができ、治療経過の記録だけでなく学会発表、教育用ビデオ作成など、様々な目的に活用できる。
透視を中断した直後に自動再生されるほか、サムネイルを選択することで、連動した動画を最大4画面まで同時に再生することができる。また、血管造影X線診断装置と接続する際、X線曝射と連動することで撮影、透視中の映像のみを収録することが可能となっている。撮影、透視像だけを保存するため、収録映像のファイル容量を最小限に抑えられるだけでなく、効率的に検索もできるのが特徴だ。収録した情報はDICOM MWMで取得することができ、検査情報が付加されるため、映像の管理も容易となる。さらにDICOMサーバーにてカテ室で発生する様々な映像を収録・配信するシステムであるKada-ORと連携させることで、検査オーダーや収録操作をコントロールして管理できる。