キヤノンメディカルシステムズ

取材製品情報

ブース紹介

Altivity

キヤノンメディカルシステムズは、「Outcomes driven innovation. Made Possible」を総合テーマに掲げ、今年3月に発表した新世代80列マルチスライスCT「Aquilion Serve」を初めとした最新の実機や技術、臨床応用などを1000m2のブースに展示した。

ブース中央では2021年秋に打ち出したAIの新ブランドのAltivityの紹介展示があり、同社のAIに対する取り組みのロードマップを示していた。現在実現しているAiCEやAbierto、PIQEなどの高画質化や読影支援(フェーズ1)から、2-5年後には画像/非画像情報による診断支援(フェーズ2)の実現を目指す。そして、高精度な医療を目指す重要なステップ(フェーズ3)に踏み込む。同社が最終的に目指すのは一人ひとりに最適化されたPrecision Medicineである。

キヤノンAltivityテーマ展示パネル

超音波

Aplio flex/Aplio Go

4月6日に報道発表した超音波診断装置の新機種「Aplio flex」と「Aplio Go」も今回が国内初展示となった。コンパクトでスタイリッシュな外観の両機種は、クリニックにおける生活習慣病の一次予防マネジメントでの活用を想定している。両機種とも奥行きが602mmと短い上に操作部下に膝が入る余裕があり、限られたスペースで患者に近づいて操作できる。生活習慣病マネジメント用アプリとしては、IMT(総頸動脈の内中膜複合体厚)を自動トレースできる「Auto IMT」のほか、オプションで肝臓など腹部の指定領域の減衰係数をカラー表示できる「 Attenuation Imaging (ATI)」や、左室駆出率をワンボタンで測定できる「Auto EF with GLS」などを用意した。いずれも国内では今年7月に発売を予定している。

Aplio flex

Aplio Go

X線

Alphenixシリーズ

 キヤノンの X 線アンギオグラフィシステム「Alphenix」シリーズも更なる進化を続けてい
る。今回は、画素サイズ 76 μ m の高精細検出器 “Hi-Def Detector” を搭載した 12 × 16 インチFPD を組み合わせたバイプレーンシステムが来場者の目を引いていた。
ま た、 今 年 2 月 か ら 販 売 開 始 し た 新 型 の3D ア ン ギ オ ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン “Alphenix Workstation Pro” は、新たに GPU を搭載したことによって、従来モデルに比べて、3D 画像の画質や処理速度が向上し、スムーズな操作性を実現している。
更 に は、 今 年 リ リ ー ス し た 統 合 モ ニ タ ー“Alphenix Unispot”は、操作室に並ぶ複数の映像機器の映像信号を1つのモニターに集約し、複数画面の表示や操作ができるようになる。医療従事者の方々のワークフローの改善のみならず、操作室の省スペース化にも寄与することができる。

Alphenix バイプレーン

Alphenix Unispot

 

 

 

 

CT

Aquilion Serve

 来場者の注目を集めていた装置の1つが、今年4月に発売され、今回の展示が、世界初お目見えとなった80列マルチスライスCT の新機種「Aquilion Serve」だ。ポジショニング、スキャン計画、画像表示という撮影プロセスを効率化する新たな自動化技術を搭載。ガントリー前面には左右2カ所にタッチパネルを配して操作性も一新した。清掃性も向上したという。キヤノンとの共同開発でボア開口上部
と左側にカメラを内蔵、その映像を基に患者の体位を検出して自動的に撮影開始位置にポジショニング
する。撮影後、あらかじめ設定した画像をただちに表示する自動レイアウト機能も備え、操作の負担や患者との接触時間の短縮を実現した。

Aquilion Serve

タッチパネル

 

ブースインフォメーション

キヤノンメディカルシステムズ ブースNo.A5-01、E1-02