AeroDR TX ⅿ01

ITEM2022 Report:
2022.04.25

世界初となるパルスX線の連続照射による動画撮影に対応した、回診用X線撮影装置。カセッテ型デジタルX線撮影装置AeroDR「AeroDR fine motion」と組み合わせることで、患者が撮影室に移動するのではなく、名前の通り、撮影装置が患者のそばに移動し、ICUなどベッドサイドでの撮影が可能になった。従来の静止画に加え、動画によって肺や横隔膜、関節などの構造物の動きを可視化することができるので、迅速な診療、治療に結び付けることができる。

また、X線動画解析ワークステーションKINOSISは、コニカミノルタ独自の画像処理技術を搭載。パルスX線を連続照射にコマ撮りした画像を連続表示することで、横隔膜など、構造物の動きを数値化するほか、肺胞や肺血管などの挙動に信号値変化を捉えて表示。例えば、呼吸や血管の脈動に伴う肺野内濃度変化などを定量化するので、静止画から得ることができなかった情報の収集にも期待できる。

 

回診用X線撮影装置AeroDR TX ⅿ01

 

タッチパネルによる簡単操作で構造物の動きを数値化

 

画像解析ステーションKINOSISと組み合わせることで新たな診断価値を提供できる。

 

コマ撮りした画像を連続表示することで関節運動を可視化する。