本製品は、フォトンカウンティング検出器を採用した世界初のCTである。現在は国内で6台が稼働している。
この製品に使用されているCdTe（テルル化カドミウム）検出素子は沖縄県の株式会社アクロラドで研究開発され、15年以上の歳月をかけて実用化に至った。被ばく線量を最小限に抑えながら、高解像度の画像を提供することで、被ばくを抑えたい患者に対して有用な製品である。また線量利用効率の向上によって、造影剤の量を従来の1/2～1/4に抑えることができ、造影剤のデメリットでCT造影を忌避していた患者に対しても撮影が可能となった。
AIを活用し、コンパクトで高機能、CTの未来を変える製品だ。
