島津製作所

取材製品情報

ソフトウェア

Smart QM

 『Smart QM』は椎体の定量的評価法(Quantitative Measurement=QM法)による計測をAIがサポートし、より迅速な椎体骨折判定を可能にする、椎体計測ソフトウェアである。
 これまでQM法には、胸腰椎合わせて17個の椎体の計測に時間がかかるという課題があった。そこで『Smart QM』は、胸腰椎側面のX線画像から、AIが椎体を特定してQM法による測定ポイント(椎体の前縁高、中央高、後縁高のそれぞれ2か所ずつ計6つ)を設定。計測結果をレポート表示し、電子カルテやPACSへの保管を可能とする。
 超高齢化社会に突入している日本においては、脆弱性椎体骨折の診断支援を行うソフトウェアの有用性はさらに増していくであろう。

椎体の位置、及びQM法の測定位置を算出

X線

Trinias series with SCORE Opera

 本製品は、血管撮影システムの画像処理エンジンにおいて、世界で初めてAIによる画像処理技術を搭載した『Trinias』シリーズの新モデルだ。
 医療現場のリアルを解決するため、「X線に関わる全ての人の健康を守りたい」「全ての“かたち”に意味がある」「明日の笑顔を創造する」の3つをコンセプトに開発されたこの製品は、ディープラーニング技術によって低線量でありながらクリアな画像を提供するとともに、いつでも線量調整を簡単にできる、術中線量のホットスポットを可視化できるなど、患者・医師の両者が負担を軽減できる。

Trinias series with SCORE Opera

X線

OPESCOPE ACTENO FD type

 外科用X線TVシステムで、昨年11月に発売されたばかりの新製品だ。大型のダブルホイールを搭載し、軽々と移動ができる。これは、それぞれのホイールが逆方向に回転する車輪で、その場での方向転換もスムーズで、現場の看護師にもとても好評だ。Cアームは上下動を含めてカウンターバランス方式による完全手動操作式でスピーディーに操作ができるのも特筆すべきだ。また、術者側でもCアームのポジショニングやレーザーポインターのON/OFFを行うことで、速な手術の進行を行える。さらに、同社の定評があるリアルタイム画像処理を搭載し、手術部位や手技ごとに低線量でなおかつ高精細な画像を瞬時に描出できる。

OPESCOPE ACTENO FD type

X線

MobileDaRt Evolution MX8 Version

 世界でもっとも売れている、同社の誇る回診用X線撮影装置。昨年はコロナ禍もあり、生産が追いつかない程売れてたそうだ。
 同装置は独自のバランス機構で位置決め多方向撮影が非常に簡単に出来て日常の検査で操作する際に有用だ。また、19インチ大型タッチパネル式モニタを搭載しており、参照画像が確認しやすい点も大きな利点だ。ハンドルを押した分だけ進み、初心者にも曲がりたい方向へ簡単に方向を変えれるので、院内の障害物にもぶつかることは少ない。さらに、凹凸のないフルフラット構造は拭き取りやすく清潔性を維持し、コロナ対策も十分といえる。

MobileDaRt Evolution MX8 Version

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