『Spectral CT 7500』は、超高速撮影とスペクトラルイメージングを同時に可能とするCTだ。本製品は、外観から新しく設計されており、80センチの大開口により、幅広い動作と安全な検査を補助する。さらに、検査寝台は、高速撮影に対応しており、安全なワークフローができる。
スペクトラルイメージングの特長として、事前設定不要の撮影後に利用することができ、従来から選択可能な140kVp/120kVpに加えて100kVpも対応可能となった。これによって、小児検査の現場において、より低被ばくでのスペクトラルイメージングができるようになる。
また、スペクトラルディテクタCTは常時有効であり、放射線被ばく線量は増幅することは起こらない。そのため、いつもの手順でスペクトラルイメージングを行える確実性が保証される。
さらに、本製品はシンプルであることを優れた点としており、高速スキャンや高速再構成を得意としている。救急医療において、診断や治療までの時間短縮を可能とするデバイスは重宝されるはずだ。

Spectral CT 7500

『MR 7700』は、最先端の分子イメージングに特化した最新研究用システムだ。従来のMRIが主に扱ってきたのはプロトン（水素原子）であった。しかし、『MR 7700』は、31P（リン）、23Na（ナトリウム）、19F（フッ素）などの多核種イメージング：Multi Nucleiが対応可能となる。
これにより、今までの形態学的な情報のみならず、生体内の様々な代謝情報や機能情報を患者から得る可能性を秘めている。本機能は主に研究者にとってMRIの新たな可能性を示唆するものである。（多核種用のコイルは薬事未承認）
また、高速化を学習したAI（人工知能）イメージングを含む『SmartSpeed』は本製品を始めとするほとんどの製品に搭載可能であり、撮像時間の高速化（最大32倍）は検査件数の切迫する医療現場のニーズに応える。加えて、最大2048マトリクスによる高精細な画像を実用範囲の撮像時間と十分なS/Nで描出可能である。
『SmartSpeed』は日常的に使用する基本撮像法の97%に対応し、多くの患者に信頼できる診断を供給することを可能としている。

MR7700