【ITEM2024取材速報】東洋メディック/EchoSシステム・RAMTEC Pro

2024.04.14

EchoSシステム

 Echosシステムは、従来のQUS法ではなくREMS法という全く新しい測定方式を用いて推奨部位である腰椎と大腿骨を測定するという全く新しいタイプの骨密度測定装置だ。
 また、国内で初めてFRAX骨折リスク評価ツールを搭載したことも大きな特徴だ。さらに、X線被曝のリスクがないのも大きな利点だ。
 さらに専用設備は不要で、省スペース設計になっており、今までの骨密度測定装置とは違い、非常にすぐれた点だ。EchoStationとEchoS(モバイルタイプ)の2機種を用意しているのもありがたい点といえる。

RAMTEC Pro

 リファレンス線量計「RAMTEC Pro」は、主に放射線治療装置からの高エネルギー放射線の線量測定を目的とする「RAMTECシリーズ」電位計の新製品である。

 これまでは気圧と温度を別で測定しなければならなかったが、本製品は温度計・気圧計を内蔵しており、これまでにないAll-in-Oneシステムとなっているのが特徴だ。RAMTEC Proは日常的な使用を想定し、「ガジェット感覚で使える、より無駄のないシンプルデザイン」をコンセプトとした。従来機で採用していたUSB接続に加え、Ethernet、無線LAN、Bluetoothといったさまざまな外部インターフェースを採用し、有線以外での接続も可能となったことで、自由に設置・レイアウトできるようになった。
 また、測定レンジも従来機で用いた『Lレンジ・Mレンジ』を『STDレンジ』にまとめることで、レンジ切り替えや補正係数変更の手間が省け、従来機に比べてユーザビリティが向上している。さらに、本製品からは製品カラーがブラックとホワイトの二色展開となっていることで院内での色調や雰囲気に合わせてカラーを選択でき、放射線治療室が複数ある施設の場合には、部屋ごとに線量計の色分けなどを検討することも可能である。