CT用造影剤自動注入装置「Dual Shot GX10」
「Dual Shot GX10(以下GX10)」は、従来のヨード量規定法(体重法)の課題になっていた患者体格に起因する造影効果の過不足に対応する新製品である。GX10では対表面積を考慮したAdBW(Adjustment Body Weight Protocol)を採用することで、簡便な操作フローを保持しながら至適な造影剤量投与実現を目指している。またGX10では「圧力監視モニター」が標準装備となった。「CEエビデンスシステム」、「造影剤モレ検知サポートシステムLD」などのオプションもGX7に引き続いて準備されるなど、高精度な造影CT検査を簡便かつ安全安心に行えることが期待されている。
MR用造影剤自動注入装置「Sonic Shot 7」
超音波モーターを採用したMRI用非磁性体造影剤注入装置「Sonic Shot 7」は、シンプルで優れた操作性で定評あるCT用造影剤注入装置と操作性を統一していて、扱いやすい。
安全性に関しては生理食塩水を点滴のように微量注入するドリップ機能が有用だ。また遅延造影時の撮影時間を知らせるタイマー機能を搭載するなど現場のニーズに的確に応えるMRI用造影剤注入装置である。
AG用造影剤自動注入装置「PRESS DUO/elite」
造影剤と生理食塩水の同時注入が可能なアンギオ用造影剤自動注入装置「PRESS DUO/ elite」では、それぞれが充填された2本のシリンジを載せることでコントロールパネル設定から任意の造影剤濃度を提供することが可能になる。これによって、ステント留置後の状態を評価するCT-like imageやIVR-CT検査など、同時注入を必要とする検査に有効性を発揮する。