デロイトトーマツ、インターシステムズがクラウドを利用して医療DXの推進をはかる！　～電子カルテなどの医療情報を統合した医療機関は負担が少なく最新データを活用～

　デロイトトーマツとインターシステムズは9月20日、オンラインセミナーを開催した。

　まず、林　雅音氏（インターシステムズジャパン日本代表）と堀田　稔氏（インターシステムズジャパンSEマネージャー）は「現在は、電子カルテが医療情報システムの普及により、データが大幅に増加している。今回弊社は、デロイトトーマツと提携して医療向けデータプラットフォームサービス（Hospital Lake）を提供して様々なサービスを開始する。ワークフロー改革などを通じて、業務効率が上がり、医療DXの推進が期待できる」と語った。

　続いて北原雄高氏（デロイトトーマツコンサルティング）は「Hospital Lakeは、AWSクラウド上に構築される。Hospital Lakeは、①電子カルテ更改に影響されないデジタル資産を実現、②医療機関の様々なデータとシステム連携を図る、③新しいソリューションを容易に導入できる。我々の特徴は、長期でビジョンが共有できかつまた海外の知見や成功例から新しいワークフローを実現できるところだ」と述べた。

　最後に宮越弘樹氏（デロイトトーマツコンサルティング）は「医療は、全国での入院患者数は２０４０年にピークを迎えるといわれ、危機的状況だ。これを回避するには、新しいワークフローの構築が必要になってくる。弊社は、自らを変革実現パートナーと謳っており、ベンダー中立的な立場で統合や連携を図っている」と自信をのぞかせた。