日本HP、オールインワン型・タワー型WSの新製品を発表

2012.04.10
岡 隆史氏
小島 順氏
新製品の(左から)「HP Z820 Workstation」「HP Z1 Workstation」
「HP Z620 Workstation」「HP Z420 Workstation」

 日本ヒューレット・パッカード社(株)は4月9日、UDX GALLERY NEXT-3(東京都千代田区)で、27インチディスプレイを一体化したオールインワン型ワークステーション「HP Z1 Workstation」(Z1)とタワー型ワークステーションの新モデル、計4機種の新製品発表会を開いた。
 発表されたのは、Z1のほか、タワー型の「HP Z420 Workstation」、「HP Z620 Workstation」、「HP Z820 Workstation」。
 発表会では、岡 隆史氏(同社取締役副社長執行役員パーソナルシステムズ事業統括)が、Z1について、日本のオフィス環境を考えて省スペース化を図るなど、国内市場を重視した製品であると説明。「日本から世界に発信する製品。コストをセーブし、エンジニアに限らず、作業の効率化を求める幅広いユーザをターゲットにした」と特長を語った。続いて小島 順氏(パーソナルシステムズ事業統括ソリューション製品本部本部長)が詳細を説明した。
 「Z1」は高画質の27インチワイドIPS液晶ディスプレイを一体化した筺体で、白色LEDバックライトを採用し、最大2560×1440の高解像度も可能となった。プロフェッショナルグラフィックスのパフォーマンスを活かし、画像編集、音楽編集などへの幅広い活用を想定している。VESA規格のスタンドやマウントアームに対応し、限られたオフィス環境でも柔軟な作業スペースが構築できるため、小規模オフィスなどで高い作業効率と洗練されたオフィス環境を両立できる。
 デスクトップタイプのタワー型3機種は、最新世代のインテルXeon E5シリーズプロセッサの搭載により、従来モデルに比べて基本性能、拡張性能が大幅に向上。さらに、需要が高まっているグラフィックス機能では、GPGPUに対応するNVIDIA TESLAカードの搭載が全機種で可能になり、最上位のZ 820には2枚まで増設できる。
 このほか、今夏の節電対策を考慮し、法人向けデスクトップPC、ノートPCを対象に、土日祝日を含むオンサイト修理対応を行う有償サポートサービス「HP Care Pack休日修理サービス」を順次提供していくことも発表された。