一般社団法人日本病院会ならびに一般社団法人日本経営協会は7月18日、東京ビックサイト(東京都江東区)にて国際モダンホスピタルショウ2012開会式を開催した。
続いて、来賓を代表して、唐澤 剛氏(厚生労働省、大臣官房審議官)、横倉義武氏(社団法人日本医師会、会長)、坂本すが氏(公益社団法人日本看護協会、会長)が挨拶。唐澤 剛氏は「国民の生命や生活を守るため、革新的な医療の技術を現場で活用してもらいたい。また、地域医療や地域包括ケアの実現も視野に入れてほしい」とコメント。横倉義武氏は「少子高齢化が進むなど、医療の現場には大きな変化が訪れている。日本の医療を支えるためには、関係者の尽力はもちろんのこと、より連携を深めていく必要がある。目指すべき方向性を示唆する意味からも、本会が成功することを心より祈念している」、坂本すが氏は「本会では、病院経営や医療制度等を多角的な視点で考えられる、様々なフォーラムが開催される。私達看護スタッフだけでなく、多くの医療従者にとっても有益な情報が得られる場と確信し、楽しみにしている」と述べた。
また、出展者代表として、大友勝彦氏(パナソニックヘルスケア株式会社、代表取締役常務兼マーケティング本部長)が「昨今の医療現場を取り巻く環境は、より厳しいものになっている。しかし、医療・福祉分野は、これからの日本を支える最重要分野なのは間違いない。出展企業各社は、それぞれの専門分野で医療・福祉分野がより発展するよう、貢献していきたいと考えている」と挨拶した。
最後に大道 久氏(ホスピタルショウ委員会、委員長)が「主催者企画として、本年は“ICTでひらく医療連携の未来”をテーマに据えて、最先端ネットワークの仕組み、さらにはタブレット端末などを使用したICT技術の医療分野への転用といった展示などを行っている。一人でも多くの方々に参加していただきたい」と述べた後、主席者によるテープカットが行われ、国際モダンホスピタルショウ2012の開催が宣言された。