“NEXT”シリーズのNio Color 2MP(MDNC-2221)、新シリーズEonis
はじめに、マーク プート氏(同社代表取締役社長)が挨拶に立ち、「ベルギーに本社を置くわが社では、日本は技術投資の面で非常に重要な国であると位置づけている」とし、特に今回の製品は日本のユーザーを念頭に開発したと述べた。
次に、成田英基氏(同社ヘルスケア事業部)が新製品2製品を紹介。
1つ目は、21インチ高精細医用画像表示ディスプレイ「Nio Color 2MP(MDNC-2221)」で、昨年度末に上市したLEDプラットフォーム“NEXT”シリーズの新たなバリエーションである。「クラストップレベルの画質とコストパフォーマンスの両立を追及」がコンセプトで、最も大きな特長は最新のIPS液晶とLEDバックライト技術の投入により、高画質性能(DICOM設定常用輝度400cd/m2、コントラスト比1400:1)に加え、電力消費量は36Wと従来製品比で約50%、2MP市場で最少の省電力を達成している。さらに同市場で防護カバーを標準装備しているのは、同社のみである。
2つ目は、参照用表示ディスプレイの新グレードで、22インチ・ワイド型の「Eonis」。コンセプトは「医療グレード(Class2)としての高画質・長期安定性・安全性」「リーズナブルな価格」「使いやすいコンパクトな設計」「新感覚のデザイン」で、多目的・多用途に使用可能である。用途に合わせ「Black」(電子カルテ等のDICOM画像参照用、防護カバーなし)と「White」(歯科・内視鏡等患者対応環境用、防護カバー標準装備)の2タイプがラインアップされている。本年中にはEonisシリーズとして新たに、「Eonis 24” Black」「Eonis 24” White」「Eonis 21” Black」が発売される予定である。
成田氏は最後に、弊社の医用モニターは“有効性”“作業効率”“経済性”の3つの視点からの利点を有しており、今後もこの視点からの製品開発を追求していく」と述べ、発表会を締めくくった。
これらの新製品は、4月11日(金)からパシフィコ横浜にて開催されるITEM in JRC2014(国際医用画像総合展)の同社ブースでも展示予定である。