右:国内初の四肢専用MRI 『Optima MR430s 1.5T』
はじめに熊谷昭彦氏(同社代表取締役CEO)が「healthymaginationは、世界が直面する医療問題に取り組むGEのビジネス戦略で、医療コストの削減、医療アクセス拡大、医療の質の向上を図るものである。また昨年でもhealthymaginationの新製品として、OptimaシリーズやVscanなどを発表し、非常に好評だ」と述べた。
次に川上潤氏(同社取締役副社長)は「2011年はSilver to Gold戦略と題し、超高齢化の社会へソリューションを提供していく。具体的には、IJFG(in japan for global)をコンセプトにシルバーニーズに合わせた製品戦略、診療科・疾患別のアプローチで医療行為の効果を上げていく営業戦略、プライマリーケアに必要なソリューションの提供などをこれから進めていく」との考えを示した。
続いて竹内昌平氏(同社 MI&CT Sales & Marketing部長)が「『Veo』は一般X線撮影並みの低被ばくと従来機を上回る高画質を両立させたCT用画像再構成技術であり、従来簡略化していた画像計算を綿密に計算することで1mSv以下の低線量、高画質を実現できた。また同時に患者の被ばくに対する不安の大幅軽減にも繋がる」と述べた。
藤田 健氏(同社 MR ゼネラルマネージャー)は「『Optima MR430s 1.5T』は1.5Tとしては国内初の四肢専用MRIであり、最小・最軽量のコンパクトボディであり、楽な座位姿勢での検査を実現した。また全身用と使い分けをすることでスポーツ整形の分野でも有用性が高い」と期待を寄せた。
江尻 昭氏(同社 超音波本部Woman’s Healthcare Marketing部長)が産婦人科向け超音波診断装置の『Voluson Sシリーズ』2機種を紹介。「『Voluson S6』と『Voluson S8』はハイエンド装置およびEシリーズで培った3D/4Dの技術を継承した装置である。胎児の3D/4D画像を高速で表示でき、拍動が速い胎児の心臓の動きを鮮明に描出できる。そのため先天性心疾患の早期発見にも貢献できる」と強調した。
最後に大澤徹貴氏( 同社 クリニカルプロダクト本部 Monitoring Solution 部長)が「『CARESCAPEベッドサイドモニタB650』は、循環器領域向け『マルケット』と手術室向け『デーテックスオメダ』を1台のモニタに集約したモニタである。これにより医療スタッフ不足による負荷の軽減、1台で多くのケアエリアに対応できるなどの医療環境を整備できる。また導入コストや操作ミスの削減にも繋がっていく」との考えを示した。