EIZO、HOSPEX Japan 2015にて情報集約操作システム「CuratOR Surgical Panel」をデモンストレーション展示

2015.12.08

EIZO株式会社(以下EIZO)は2015年11月25~27日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われたHOSPEX Japan 2015にて、手術室における医用画像や患者情報を集約し操作するシステム「CuratOR Surgical Panel」をはじめとした、同社の映像環境に関する製品のデモンストレーション展示を行った。
CuratOR Surgical Panelは2016年4月1日の発売が決定している。今回は実際に販売される形に近いモデルが展示された。
CuratOR Surgical Panelは単に手術室の映像を流すだけの大型モニターではない。液晶モニターと抗菌キーボード、マウスなどから構成され、手術室の壁面に埋め込んで使用する、映像情報集約・操作システムだ。同社の信号配信マネジャーを接続することで、手術室で使用する様々な映像や画像を、CuratOR Surgical Panel上で、直感的な操作で適切かつ簡単に表示させることができるようになり、映像の管理や手術の効率性の向上に大きく寄与する。本体は手術室内での使用を考慮して抗菌処理が施されており、タッチパネルとして触れて操作しても安全な作りとなっている。また、病院や手術室の雰囲気に合わせて、外枠の素材や色のカスタムも可能だ。

CuratOR Surgical Panel

EIZOでは、CuratOR Surgical Panelを中核製品として手術室のための映像ソリューション「CuratOR」を売り出している。手術室の操作室で使用するモニタを信号配信マネージャーでつなぎ、理想の映像環境を生み出すサービスだ。
HOSPEXのブースでは、CuratOR Surgical Panelを導入した手術室をイメージした展示となった。モニタや信号配信マネージャーは壁面への埋め込み型となるため、手術室内は非常にすっきりとした空間となる。国内ではいくつかの施設での導入が決まっているが、まだこのような映像情報ソリューションは市場でもほとんどなく、まだまだ知名度も低い。同社では積極的に実機展示などを行い、このサービスの分野を引っ張っていく存在でありたい、と意気込みを見せている。

HOSPEX Japan 2015でのブース展示の様子

☆「CuratOR」をはじめとしたEIZOの映像ソリューションサービスについては、同社メディカルセミナーの記事でも紹介しています!詳しくは下記URLをご覧下さい!
第11回 EIZOメディカルセミナー2015 「さまざまな医療領域における映像の活用術」開催