日本画像医療システム工業会(以下JIRA)は6月2日、KKRホテル東京(東京都千代田区)にて、平成28年度定時社員総会を開催した。
JIRAは、平成27年度のJIRA活動基本方針であった、①世界に先駆けた医療イノベーション実現への貢献、②ヘルスケアの領域で質の高い医療環境実現への貢献、③医療、医療システムを世界に提供、④JIRA基盤活動の充実と事業拡大に向けた活動強化、を報告した。
具体例を挙げると、①は、「ヘルスソフトウェア産業に関するビジネスモデル調査」を公表、第5回JIRA画像医療システム産業研究会を開催(2015年12月9日)、JIRAから行政等へ医療機器産業に関する提言をした。②は、2016年度診療報酬改定への対応、イノベーションの評価、薬機法の施行から運用へ、医療機器のサイバーセキュリティに関するガイダンスの検討、医療機器の標準化に貢献。③は、DITTA議長としてのリーダーシップ、海外規制・医療行政情報を収集し会員と共有、海外展示会、中小企業支援など。④は、学会併設展示会の運営、JIRA市場統計(画像医療システム国内市場動向を会員へ四半期ごと発信)、第12回画像医療システム等の導入状況と安全確保状況に関する調査、中小・IT企業への情報提供サービス、GHS普及活動に対する支援、刊行物の発行、各種研修会・講習会の開催等を行った、と発表した。
さらに、平成28年度のJIRA活動基本方針として、①「地域包括ケアシステム」構想に向けた画像医療システム産業発展への貢献、②ICT技術を活用し医療に貢献、③医療、医療システムの国際展開を支援、④JIRA基盤活動の充実と事業拡大に向けた活動強化、を掲げた。
また、平成28年度JIRA会長表彰受賞者においては、保科昌弘氏(保科製作所)ら10人、4部会が受賞した。
会場風景 受賞者の方々