日本医療機器産業連合会、第4回医機連メディアセミナーを開催!

2017.08.16

 ーSociety5.0を支える医療機器産業を目指してー

渡部眞也会長
堀越 勤氏

 一般社団法人日本医療機器産業連合会(以下医機連)は、8月10日(木)、飯田橋スクエアビル(東京都新宿区)において、第4回医機連メディアセミナーを開催した。4回目の今回は、「Society5.0を支える医療機器産業を目指して」をテーマに実施された。

 はじめに、渡部眞也(医機連会長)が、「Society5.0とは、別名超スマート社会ともいうべきもので第5期科学技術基本計画で示された未来社会の姿である。これは狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会の次に来ると考えられていて、医療分野でも大きな変化をおこすものだ。たとえば、遠隔医療による通院負担の軽減やAIを活用した最適なケアプランの実施、また健診や治療の一元化による初診・救急時治療の最適化などが予想される。
 我々医機連としても、Society5.0を支える医療機器産業を目指すべく、AIを活用して世界をリードするデジタルイノベーションともいうべき、画像診断支援、ゲノム医療、医薬品開発などに注力したい。またAIは開発ガイドラインの早期確立や評価も迅速にできるため、医療機器の製品化も短縮できるのも大きな利点だ」と語った。
 
 次に、堀越 勤氏(一般社団法人日本画像医療システム工業会(以下JIRA)産業戦略室専任部長)が、「JIRAとして創立50周年記念に『医療機器産業入門―画像医療システムを中心として』を刊行した。これは初心者にも画像医療システム産業がわかりやすく、ポイントをしぼり、図表を多用して解説したものである。第1章では、医療機器産業を取り巻く環境、2章では医療機器への参入について、3章はヘルスソフトウェア産業の入門について記した」と述べた。