㈱アドバンスト・メディア(以下、アドバンスト・メディア)は10月4日(木)、医療向けのAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote(アミボイス アイノート)」の発売開始に伴い発表会をAP東京丸の内(東京都千代田区)で開催した。
まず、鈴木清幸氏(アドバンスト・メディア代表取締役社長兼社長)が本サービスにおける「AI音声認識」、そしてそれにより生まれる価値で起こる「働き甲斐改革」について説明した。アドバンスト・メディアは音声認識市場で半分以上のシェアを誇っており、これまでに様々な音声認識市場を拓いてきた。その中で今回発表された本サービスは、AmiVoiceを利用して業務処理能力の向上を目指し、タスク&インフォメーション・シェアリングにより「働き甲斐」を生み出し「働き方改革の推進」が目的である。これまでのAmiVoiceシリーズは、医療分野での導入実績は6,000施設以上であり、各分野に特化した幅広い製品が揃っている。専門医療用語を充実させ、高い認識率を実現しているという。
続いて、梶原三幸氏(アドバンスト・メディア医療事業部シニアセールスマネージャー)は、「『AmiVoice iNote』はiOSのアプリから入力した各種情報を、オンプレミスサーバー経由で各診療部署等と素早く連携できるワークシェアリングサービスだ。話すだけで簡単音声入力、リアルタイムでの情報連携、サーバー管理機能により各ユーザーの使用状況のデータ保存、この三つが可能であることが主な特長である。場所や時間を選ばず入力と共有を素早く行い、医療従事者が本来の業務に集中できるよう支援する。」、と述べた。
最後に、石川賀代氏(社会医療法人石川記念会HITO病院理事長・病院長)による「AmiVoice iNoteが切り拓く病院の働き方改革」について講演が行われた。HITO病院は本サービスをアドバンスト・メディアと共同開発し、「未来創出HITOプロジェクト」を掲げている。これは、スマートデバイスを活用して健康増進に対する意識の推進を目的としている。「iNoteを利用した業務改善によってカルテ入力時間が削減し、患者のリハビリ時間の増加、セラピストの時間外労働も減少した。iNoteはカルテ記載業務の多い病院の働き方を変える有効な手段の一つになりうる。」と強調した。
発表後には活発な質疑応答が行われ、看護師での利用やiOS以外での対応OSについて前向きに検討中であることも明かされた。
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