キヤノンメディカルシステムズ、Global Sports Medicine Forumを開催 ~トップアスリートの筋、腱、靭帯損傷の診断最前線~

2019.10.31
熊井 司氏
Dr. Gil Rodas
Dr. Ramon Balius
Dr. Sandra Mechó

 キヤノンメディカルシステムズは10月26日(土)、虎の門ヒルズ(東京都港区)にてGlobal Sports Medicine Forum~トップアスリートの筋、腱、靭帯損傷の診断最前線~を開催した。
 はじめに、午前の部の議長である熊井 司氏(早稲田大学/スポーツ科学部)が登壇し、スポーツにおける筋肉・腱損傷の組織変化について症例を交えて講演を行った。続いて同じく議長であるDr. Gil Rodas(バルサ・イノベーションハブ)が登壇し、筋損傷におけるプロスポーツ選手のプレー復帰をテーマに本フォーラムの概要説明がなされた。
 バルサ・イノベーションハブからは続いてDr. Ramon BaliusとDr. Sandra Mechóの2名が招聘され、講演を行った。Dr. Ramon Baliusは筋、腱の損傷における分類について、筋肉内部の損傷では臨床的診断と画像ベースの診断が欠かせないとし、MRI検査の重要性を訴えた。放射線科医であるDr. Sandra Mechóは、筋損傷の治癒プロセスのモデルを紹介。MRI検査では筋組織の深層部まで見ることができ、リカバリーの予測も立てられるため、負傷後早急なプレー復帰が期待されるプロスポーツ選手には欠かせない過程であると語った。
 最後に、再びDr. Gil Rodasが登壇した。筋組織における最新研究と治療の将来的展望を紹介し、午前の部は終了となった。