コニカミノルタ株式会社(以下、コニカミノルタ)は2022年7月21日、ヘルスケア事業説明会を浜松町ビルディング(東京都・港区)で開催した。
主力事業となるX線診断、超音波診断、医療ITサービスは、高付加価値イメージングとソフトウェア開発に重点を置いてきた。動態解析によるX線動画撮影システムは、動画像撮影と独自の画像解析技術を用いることで、従来撮影できなかったX線画像での機能診断を可能とした。超音波診断装置は高感度かつ広帯域な超音波プローブと高度な画像処理技術を備えることで局所への正確な治療をサポートする。医療機関向けICTサービスである「infomity」は画像診断・遠隔読影・医療連携を支援するクラウドサービスを提供しており、現在2万件以上の医療機関で導入実績がある。
小林一博氏(コニカミノルタ上席執行役員 ヘルスケア事業本部長)は「X線診療・超音波診断の分野は高付加価値イメージングに注力し、独自の技術を用いて進化をさせ、その中で動態解析やAIによる画像診断の適用部位を拡大させてゆく。「infomity」は患者様と医療機関を繋ぐ重要なインフラとして発展させ、医療機関だけでなく生活習慣病の患者様と医療機関を繋ぎ患者様の行動変容を支援する「スマートケア」サービスを実動に向け準備してゆく」と語った。
最後にX線動画撮影システム、超音波診断装置に加え、ウィメンズヘルスケア領域の乳房超音波診断装置および乳癌放射線治療装置「SAVI」の製品デモが行われた。コニカミノルタ独自の技術を用いて、今後も先進的医療の推進を目指す。
小林一博氏