エルピクセル、大腸ポリープ候補を検出し、大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp」、対象モダリティーベンダーに富士フイルムを追加した新モデルを販売開始
2023年10月3日、エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鎌田富久、以下 エルピクセル)は、大腸ポリープ候補1を検出し、大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp2」について、解析対象となるモダリティーベンダーに富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤禎一、以下 富士フイルム)を追加した新モデルの販売を開始した。新モデルは、深層学習を活用したプログラム医療機器として、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」に基づき、一部変更申請を行い、2023年8月31日付で承認を取得した。 エルピクセルが実施したソフトウェア単体性能試験において、富士フイルムの白色光モードにおいて入力された大腸内視鏡画像に対して、病変単位の感度100.0%、フレームベースの特異度94.3%を示しており3、医師が大腸内視鏡検査時に本ソフトウェアを併用して読影することで、大腸ポリープ候補4の検出・診断補助に寄与することが期待される。本ソフトウェアは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業「人工知能技術を用いた大腸内視鏡検査における病変検出・診断支援技術の開発」の支援を受け、製品化に至った。
製品の利用イメージ
EIRL Colon Polyp5について
大腸内視鏡検査中に通常白色光モードにおいて入力された大腸内視鏡画像情報から、隆起型及び表面型(表面隆起型)の大腸ポリープ候補を検出する。検出した場合には、メイン画像の四隅にアラート枠を表示した後、大腸ポリープ候補の四隅を囲む矩形を表示する。2022年11月に薬事承認を取得、販売開始した。
AI画像診断支援技術について
高度化するモダリティとともに、医療画像診断の作業は増加の一途をたどっている。AIを活用した独自のアルゴリズムによって医療画像情報を解析し、効率的で、正確な診断が出来る環境の提供を目指す。
EIRLプロダクトサイト(医療従事者向け):https://eirl.ai/ja/
1隆起型及び表面型(表面隆起型)
2販売名:医用画像解析ソフトウェアEIRL Colon Polyp製造販売承認番号:30400BZX00259000
3大腸内視鏡検査動画から抽出した陽性動画159、陰性動画126を用いて実施した後ろ向き性能評価試験の結果であり、臨床現場における精度を保証するものではない。
4吉永繁高.“大腸ポリープとは”日本消化器内視鏡学会. https://www.jges.net/citizen/faq/large-intestine_06
52022年12月9日大腸ポリープ候補を検出し、大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp」を新発売
お問い合わせ
エルピクセル株式会社 営業本部
TEL:03-6259-1713
Mail:eirl-cs@lpixel.net
URL:https://marketing.eirl.ai/ja/contact/