GEヘルスケア・ジャパン、循環器検査にも対応する「ポケットエコーVscan Air SL」の新製品発表会を開催~第2部ではスペシャルゲストとして関根 勤氏、榊原郁恵氏も登場~

2023.10.04

 GEヘルスケア・ジャパン株式会社(以下GEヘルスケア)はポケットサイズの超音波装置「Vscan」シリーズから、循環器検査にも対応する最新機種「Vscan Air SL」の新製品記者発表会を9月28日渋谷ストリームホーム(渋谷区)にて開催した。

 はじめに、若林正基氏(GEヘルスケア代表取締役社長兼CEO)は「Vscan Air SLはスマートフォンと連携することで幅広い診療科やさまざまな場所で循環器検査を行う事が可能になった。これにより、訪問診療で最も多いと言われている心不全を含む循環器疾患の早期発見、適切な治療につながる診断への貢献を期待している」と語った。

若林正基氏

 続いて、宮古島で実際にポケットエコーを使用して訪問医療を行っている泰川恵吾氏(ドクターゴン診療所院長)が「これまでの訪問診療では検査や画像による医学所見の裏付けに課題があり、診断が進まないこともあった。本器を使用することで歩行困難者の手術と検査が自宅で行えるようになり患者に寄り添ったやわらかい医療が提供できるだろう」と語った。また同氏は、「高齢化社会で患者を正しい医療へ導くためには、医者や技師だけでなく訪問看護師など幅広い医療従事者への教育が必要になる。今後は教育機関の進化も望まれる」とも付け加えた。

泰川恵吾氏

 大成学志氏(GEヘルスケア執行役員超音波本部長)は「弊社では地域医療の支援を早期から視野に入れ、超音波装置の小型化に着手し、診療場所を問わず精密な診断が行えるソリューションの開発を進めてきた。今後はより一層技術革新とともに患者が求める医療へ貢献していきたい」と話した。

大成学志氏

 麻生 光氏(GEヘルスケア表音波本部Primary Care部部長)は「Vscan Air SLは据え置き型エコー上位機種のXDclear技術を搭載しており、心エコーで必要とされる血流速度・壁運動を可視化し、いつ、どんな場所でも心不全患者の収縮能・拡張能が評価可能になった。災害時にもVscan Air SLを使用し正確で迅速な診断が行える事によって、患者の不安を取り除くことができるだろう」と述べた。

麻生 光氏

 第2部ではスペシャルゲストの関根 勤氏と榊原郁恵氏が自身の体験談を語り、楽しく会場を盛り上げた。

関根 勤氏と榊原郁恵氏