Splink開発・提供認知機能低下の予防に向けた脳ドック用AI プログラム「Brain Life Imaging®」が、千葉県済生会習志野病院 健診センターで導入
-記憶や学習にかかわりの深い「海馬」領域の体積を測定し、脳の健康状態を「見える化」-
ブレインヘルスケア領域の医療AI スタートアップの株式会社Splink(本社:東京都千代田区、代表取締役:青山裕紀、以下「Splink」)は、Splinkが開発・提供する脳ドック用AI プログラム「Brain Life Imaging®」(https://www.sitelp.brain-life-imaging.com/)が社会福祉法人恩賜財団済生会 支部 千葉県済生会 千葉県済生会習志野病院 健診センター(所在地:千葉県習志野市、健診センター長 山本 豊、以下「千葉県済生会習志野病院 健診センター」)にて導入されたことを発表した。なお、Brain Life Imaging®が済生会グループで導入されたのは、千葉県済生会習志野病院 健診センターが初めてとなる。
高齢化社会において深刻な社会課題である認知症。脳ドックで認知機能に関する検査希望が増加中
認知症は高齢化社会において深刻な社会課題の一つであり、国内における患者数は2025年には約700万人(高齢者の約5人に1人)に増加すると推定されている。加齢に伴い、誰しもが発症する可能性がありながらも、長らく治療薬が存在しない状況が続いてきた認知症だが、アルツハイマー病治療薬として、国内初となる「レカネマブ」が2023年9月に承認された。認知症の予防と治療が期待されるとともに、脳の健康に対する関心も高まっている。
これまで、脳梗塞やくも膜下出血、脳腫瘍などを調べるために受ける人が多かった脳ドックだが、近年では脳萎縮などの認知症リスクや認知機能低下リスクへの意識の高まりに伴い、認知機能に関する検査も希望する人が増えている。
脳の疾患は自覚症状が乏しいケースが多いため、無症状の場合でも比較的に若い年齢から定期的に受診をして脳の健康状態を測ることにより、将来の認知症に繋がるようなリスク行動を控えることができる、脳に良い生活を意識することができる、というメリットがある。
「脳年齢 AI 解析検査」サービスを2023年11月より開始
千葉県済生会習志野病院 健診センターでは、脳ドックの延長線上で受けることのできるオプション検査として、Splinkが開発・提供する脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging®」*を導入、2023年11月より「脳年齢AI解析検査」サービスを開始する。
検査内容
コース名:脳ドック(内容:脳MRI、脳MRA、頚動脈超音波検査)
料金:33,000円(税込)
オプション名:脳年齢AI解析検査(Brain Life Imaging®)
料金:11,000円(税込)
千葉県済生会習志野病院 健診センター長 山本 豊先生コメント
「当センターでは、精度の高い健康診断と、質の高い保健指導活動を通じ地域社会に貢献することを目指しています。済生会習志野病院併設型の強みを生かし、再検査や精密検査が必要な方は各部門のトップレベルの診療科専門医が診療にあたり、責任を持って皆様の健康管理を支援させていただきます。
これまで当院脳ドックでは、脳卒中や腫瘍・脳動脈瘤、血管内病変の鑑別を行っておりましたが、受診者様から認知症リスク検査を希望する問い合わせも増えていました。また国内初のアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」承認により、認知症の予防や治療に対する関心は高まっています。
今回、導入するBrain Life Imaging®は、AIを活用して海馬の体積を正確に測定できます。人間ドックを受け早期に病気を発見し治療に繋げられるように、また脳の健康を可能な限り維持するためにも、脳ドックを定期的に受けながら、経年変化をみていくことが重要です」
*「Brain Life Imaging®」は、脳MRIをAIで解析し、「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者目線のわかりやすい結果レポートを届けることで気づきを促す、脳ドック用AIプログラムだ。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供する。
Splinkは、自社が有する認知症および認知機能低下に向けた予防啓発のソリューションを提供することで、千葉県済生会習志野病院 健診センターが受け持つ幅広い受診者様に向けてブレインヘルスケア®の啓発、地域の人々の健康に寄与していく。
千葉県済生会習志野病院 健診センター概要
社会福祉法人恩賜財団済生会 支部千葉県済生会 千葉県済生会習志野病院 健診センター
〒275-8580 千葉県習志野市泉町1丁目1番1号
http://www.chiba-saiseikai.com/
脳ドック用プログラム「Brain Life Imaging®」について
記憶の中枢を司る「海馬」を測定し、脳の健康状態を「見える化」。認知症予防を促す脳ドック用AIプログラム
本プログラムは、脳MRIをAIで解析し、「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者様目線のわかりやすい結果レポートを届けることで気づきを促す、脳ドック用AIプログラムだ。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供する。
2023年10月現在、横浜市立市民病院、国立循環器病研究センター、半田市医師会健康管理センター、新百合ヶ丘総合病院、倉敷中央病院付属予防医療プラザ、など全国の病院・クリニックにおいて幅広く採用されている。
一般向けページ:https://www.sitelp.brain-life-imaging.com/index.html
お問い合わせ
株式会社Splink
URL:https://www.splinkns.com/contact/