富士フイルムメディカル、AI技術を活用した胸部X線画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID」国内2,000施設へ導入

2024.04.09

 富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原 芳博氏)は、AI技術を活用した胸部X線画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID(シーエックス アール エイド)」の国内の累計導入施設数が2,000施設を突破したことを発表した。

 胸部単純X線検査は、肺癌や肺炎、心臓疾患などのルーチン検査として多く実施されている。胸部単純X線画像は、骨や血管などが重なった画像のため読影が難しいとされている。また、健診では、医師は膨大な数の画像を読影しなければならないため、医師にとって大きな負担になっている。

 「CXR-AID」はAI技術を活用して胸部単純X線画像から結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出し医師の画像診断を支援するソフトウェアだ。「ヒートマップ表示機能」、「スコア表示機能」で3つの対象所見を検出し、その領域を医師が再確認することで見落とし防止を支援し、医師の負担軽減に貢献する。富士フイルムメディカルは、2021年8月に「CXR-AID」の販売を開始。クリニック向けには「CXR-AID」の動作環境を提供する小型拡張ユニット「EX-Mobile」とともに提供している。販売開始以来、市場から高い評価を得て、今回国内の累計導入施設数が2000施設を突破した。

 富士フイルムメディカルは「CXR-AID」をユーザーにとって最適な形で導入できるよう、オンプレミスモデル、小型拡張ユニット、クラウドサービスの3つの構成を揃え、小規模施設から大規模施設まで幅広く提供していく。

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