オリンパス、経皮内視鏡的胃ろう造設術用デバイス 「イディアルシースPEGキット(イディアルボタンZERO)」を発売 

2024.09.18

手技の安全性の向上をサポートし、患者さんの苦痛軽減に貢献

 オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、体外から胃に直接栄養を送るための胃ろうを造設するデバイスである「イディアルシースPEGキット(イディアルボタンZERO)」を、2024年9月18日に国内で発売を開始した。

 今回、「イディアルシースPEGキット(イディアルボタンZERO)」を発売することで、カテーテルの交換時だけでなく、胃ろうを造設する際にも独自の低侵襲設計を採用した「イディアルボタンZERO」を留置できるようになる。これにより、PEGを必要とするより多くの患者の苦痛軽減、治療・回復に貢献するものである。

主な特長

1.独自の低侵襲設計を採用した「イディアルボタンZERO」で胃ろうの造設からカテーテル交換までの一貫した管理が可能:通常カテーテルは留置時の意図しない抜去を防ぐため、先端のバンパー(胃内部ストッパー)が挿入ルート(ろう孔)よりも大きくなっているが、「イディアルボタンZERO」は、バンパーをカプセルに収納する独自の構造にすることで、スムーズな挿入をサポートし、腹腔内誤挿入のリスクを低減する。挿入後はカプセルを胃内に脱落させバンパーを展開することで、カテーテルを留置できる。     

2.シースを介してのカテーテル留置により、安心・安全な手技をサポート:本製品含まれるシースを介してカテーテルを対外から胃の中に挿入をすることで、腹壁と胃壁の隙間に空気が入ってしまうことや胃壁が裂けてしまうなどのリスクの軽減をサポートする。

お問い合わせ
オリンパス株式会社
メールアドレス:Global-Public_Relations@olympus.com
ホームページ:http://www.olympus.co.jp