アボット、国内初となる心房と心室に留置するデュアルチャンバのリードレスペースメーカ「AVEIR™DRシステム」の薬事承認取得、心房と心室両方のセンシングとペーシングが可能に
アボットメディカルジャパン合同会社は、徐脈性不整脈の治療に用いられるリードレスペースメーカ「AVEIR™(アヴェイル)」の製造販売承認について、2024年9月27日に厚生労働省から一部変更承認を取得した。これにより、新機種となる国内初の心房用リードレスペースメーカ「AVEIR AR」が追加された。また、既存機種である心室用リードレスペースメーカ「AVEIR VR」と組み合わせた場合には、「AVEIR DR システム」として心房と心室を生理的に同期させるデュアルチャンバペーシング治療を実現する。これはリードレスペースメーカ治療の適応範囲が広がることを意味し、より多くの患者が、従来型ペースメーカに比べて低侵襲で合併症リスクも低いとされるリードレスペースメーカ治療を受けられるようになる。
・デュアルチャンバリードレスペースメーカ AVEIR™ DR システムは、既存機種である心室用リードレスペースメーカ AVEIR™ VR と今回追加された新機種である心房用リードレスペースメーカ AVEIRI™ ARの2本で構成される。
・ AVEIR DRシステムは、独自の通言技術i2i™テクノロジーにより心房と心室の拍動を生理的に同期させたペーシングを行う。
・既にAVEIR VR を使用中の患者は、追加でAVEIR ARを植込むことで、心房と心室を同時に管理するデュアルチャンバモードで動作する AVEIR DRシステムにアップグレードすることが可能である。
・AVEIR ARは、国内初となる心房に留置して心房のセンシングとペーシング、両方を行うリードレスペースメーカであり、また、単体での使用も可能である。
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