コニカミノルタ、⾼画質を追求した経腟⽤超⾳波診断装置の新機種「SONOVISTA LX」を発売〜産婦⼈科での的確な診断と患者さんの負担軽減に貢献〜

2024.10.29


 コニカミノルタ株式会社(本社︓東京都千代⽥区、社⻑︓⼤幸利充氏、以下コニカミノルタ)は、経腟⽤超⾳波診断装置「SONOVISTA(ソノビスタ) LX」を11⽉1⽇(⾦)に発売予定である。


 「SONOVISTA LX」は、コニカミノルタが2019年に発売した「SONOVISTAGX30」に続く、経膣⽤超⾳波診断装置である。エレガントでスタイリッシュなデザインを有し、省スペース設計と優れた操作性を継承しつつ、新技術の搭載によりさらなる⾼画質化を実現した。診断の精度向上を⽀援するとともに、広視野⾓による効率的な検査で患者さんの負担軽減に貢献する。


 経腟⽤超⾳波診断装置は、産科や婦⼈科検診における胎児検査、不妊検査などに利⽤されるが、「SONOVISTA LX」は経腹⽤プローブ、乳腺⽤プローブにも対応しており、全妊娠期間を通じた胎児検査や、乳がん検査など幅広い検査に対応する。


 コニカミノルタは、ヘルスケア事業を通じてマテリアリティ(重要課題)の⼀つに掲げる「健康で質の⾼い⽣活の実現」に取り組んでいる。「SONOVISTA LX」の拡販により、⼥性と⼦どもの健康と安⼼に貢献する。

「SONOVISTA LX」が提供する価値



1.⾼画質化と広視野⾓で的確な診断を⽀援
 「SONOVISTA LX」には、コニカミノルタ独⾃の⾼画質化技術「Dual Sonic」を進化させた新技術「Dual Sonic Advance」を搭載する。


 「Dual Sonic」とは、送信開⼝を中⼼部と辺縁部に2分割し、中⼼部は⽣体内の浅部と深部の双⽅に有効な広帯域送信波、辺縁部は深部に有効な低周波送信波を形成し、最適な超⾳波ビームを制御することで浅部から深部まで全体に渡ってノイズの少ない超⾳波画像を得ることができるようにする技術で、2021年に⽇本超⾳波医学会の第21回技術賞を受賞した。「Dual Sonic Advance」は、「Dual Sonic」の2分割送信を多分割送信に進化させ、さらに精密に超⾳波ビームを制御することで、より均⼀性が⾼く、⾼精細な画像描出を可能にする。この新技術により、⼦宮や胎児を⾼画質で明瞭に描出し、診断や検査の精度向上を⽀援する。

 また、従来から広視野⾓として⾼い評価を得ている経腟プローブの視野⾓220度表⽰を継承しており、広範囲を⼀度に確認できるため効率的な診断・検査が可能で、患者さんの負担軽減に貢献する。


2.⾎流を検出するシンプルクリアフロー機能の向上で迅速・正確な診断をサポート
 Bモード画像だけでなく、⾎流を⾊付けして表⽰するカラーフローモードにおいても、送信回路を新たに設計し、送信効率を⾼めながら送信ビーム形状を最適化することで⾼精細化を実現している。⾎流を⾼分解能で感度良く描出するシンプルクリアフロー機能は、送受信する信号の時間的なずれや揺らぎを従来よりも抑制してカラー画像におけるノイズを低減し、⾎流検出性能を向上させたことによって、微細な⾎流も鮮明に表⽰する。


3.省スペース設計と優れた操作性で検査効率向上に貢献
 コニカミノルタの超⾳波診断装置に共通したコンセプトである「ユーザーのワークフローに合ったインターフェース設計」に基づき、現場の声を取り⼊れて、検査効率向上のための使いやすさを追求している。


 装置の奥⾏を従来と同じ⻑さに抑えた省スペース設計を継承しており、狭いスペースでも利⽤可能である。また、従来は最⼤120mmだったコントロールパネル部の上下昇降幅を最⼤250 mmに拡⼤し、⽴位、座位を問わずより適切な⾼さに調整できる設計である。


 モニターは従来の15インチスタンダード型から18.5インチFull HDワイド型に変更し、最⼤表⽰サイズを従来⽐136%に拡⼤した。また、拡⼤した表⽰エリアには使い勝⼿を考慮した操作ボタンを配置し、表⽰されるテキストには視認性に優れたフォントを採⽤するなど、使いやすさをより⼀層向上させている。コントロールパネルのボタン配置は、使い慣れたユーザーの効率を考えて従来製品からの⼤きな変更は避け、操作ステップの簡略化が可能なボタンを追加して快適な操作性を実現している。

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コニカミノルタ株式会社
URL: https://www.konicaminolta.com