国内最大級のランニングの祭典を最多のAED でサポート
「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012」は、従来の名古屋2大マラソン大会である「名古屋国際女子マラソン」と「名古屋シティマラソン」を統合する形で今年から開催される国内最大級のマラソンイベントで、「名古屋ウィメンズマラソン2012」、「名古屋シティマラソン2012」、そしてナゴヤドームで開催される「マラソンEXPO」から構成される。
なかでも「名古屋ウィメンズマラソン2012」は、女性だけのマラソン大会としては世界初のエリートランナー、市民ランナー合わせて1万5千人が参加できる大会となります。また、「第30回オリンピック競技大会(2012年 ロンドン)代表選手選考競技会」も兼ねており、多くのトップアスリートが参加する。
本大会には、ランナー約3 万人、ボランティアを含むスタッフ1万人以上が参加し、沿道での観衆も多数予測されるため、参加者の安全を図ることが重要課題となる。そこで、円滑な救急医療体制の構築のため、医学博士 野口 宏氏(愛知県救急医療情報センター 統括センター長/愛知県医科大学名誉教授)を部会長とする「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012 実行委員会 救急医療部会」が設置された。本部会は、「突然の心肺停止疾病者に対し速やかな救命処置を行うことにより、現場での心肺再開を図る」を成果目標の一つに掲げ、突然の心肺停止疾病者に対する対応として「発見から30秒以内の通報」「発見から1分以内の胸骨圧迫の実施」「発見から3分以内の除細動の実施」の3つを行為目標に定めた。
フィリップスは、この行為目標のひとつである、「発見から3分以内の除細動の実施」を実現するため、日本国内のこれまでのマラソン大会で最も多いAED配置台数となる119台を、コース沿道に500メートル置きに配置し、安全な競技運営をサポートする。
* 日本陸上競技連盟調べ
「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012実行委員会 救急医療部会」部会長 野口 宏氏は、「『マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012』は、一般のランナーも数多く参加する日本で最大規模のマラソン大会です。観衆も多数予想され、競技中のみならず様々な事故も危惧されます。そこで本大会の救急医療体制の構築にあたっては、過去の類似の大会を参考に様々なリスクを想定し、スタート直後の集団災害の発生と競技終盤に多発する心肺停止疾病者に対する対応を大きなポイントとしました。特に心肺停止疾病者については、速やかな救命処置ができるよう、フィリップスの協力のもと、国内のマラソン大会で過去最多のAED 119台を配置しました。当日は、万全の救護体制で大会に臨みたいと思います」と述べた。
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長 ダニー・リスバーグは、「フィリップスは、オフィシャルヘルスケアパートナーとして、『マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012実行委員会 救急医療部会』の皆さまと一緒に、本マラソン大会においてAED の適正配置を行ない、参加するすべてのランナーの方々が安心して走行できるよう、『マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012』をサポートします。そして本マラソン大会の成功と共に、これからも人々の健康でやすらかな生活を支援していきたいと思っています」と述べた。
●AED(自動体外式除細動器)について
AED は、突然の心停止(SCA)によりポンプ機能を果たさなくなった心臓に電気ショックを与え、正常な状態に戻す医療機器である。突然の心停止の患者数は毎年10万人にものぼるといわれ、その主な原因の一つである心室細動(不規則なけいれんのような状態)に対する唯一の治療法が除細動である。
2004年7月1日の厚生労働省からの通達により、医療従事者だけでなく一般市民もAED の使用が可能になり、駅、空港や航空機内、市役所等をはじめとする公共施設、職場、学校、イベント会場、スポーツ施設などでの普及が進められている。
●「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012」について
「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012」の詳細については下記URLを参照。
http://www.marathon-festival.com/
●お問い合わせ
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン
広報部
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