CRMAを利用することで、顧客医療機関はGEヘルスケア製PACSに保存したCTやMRI、PET(陽電子放射断層撮影装置)などの医用画像を、専用アプリを搭載したスマホやタブレット上で、インターネットの接続環境があれば、世界中どこからでも、いつでも閲覧できるようになる。病棟での画像を用いた患者へのインフォームド・コンセントや院外からの遠隔診断など医用画像の活用シーンを飛躍的に拡大し、患者の安心感の向上や診断・治療の質のアップにつながると期待されている。
なお、パシフィコ横浜で開催される2012国際医用画像総合展(4月13~15日)の同社ブースにおいて、タブレットを使用したCRMAの体験会が開催される予定だ。
CRMAの主な特長は以下のとおり。
◆院内外のどこからでも快適にPACS画像にアクセス可能、医用画像の活用シーンを拡大
院内外のどこからでもアクセスできる携帯性と指先で触れるだけの優れた操作性で、外出先や自宅からの遠隔診断のみならず、救命救急やインフォームド・コンセントなど多彩な医療現場で幅広く活用できる。院内は既存の無線LAN、院外ではWiFi/3G/4Gを利用して快適にPACS画像にアクセス可能。
◆PACSストレージを共有でき、データ転送が不要なため、追加の手間やコストなしで簡単に導入可能
CRMAは、GEヘルスケア製PACSの「短期ストレージ(STS)」(主に撮影から3~5年以内の画像を保管)にモバイルサーバー(CRMAサーバー)を接続するだけのシンプルな構造。PACSからCRMAサーバーへのデータ転送も不要なため、モバイル専用の画像サーバーの増設や蓄積した画像データの移行といった追加のコストや手間をかけることなく手軽に導入できる。
◆端末上にデータが残らないシンクライアント形式とSSL暗号化の採用で、高いセキュリティを確保
端末上には実際の画像データをダウンロードすることなく、画素情報のみをサーバーから端末に送る。利用開始時のID・パスワードによるユーザ認証機能を備えるのはもちろんのこと、やり取りするデータはSSL暗号化が施され、かつ端末上には画像データが残らないため、患者の個人情報の保護のみならず、医用画像の持ち出しを防止できるなど、高度なセキュリティを誇る。
◆画像処理も端末からの指示で手軽に可能、3D画像も高速表示する快適な操作性
参照する画像データの選択、断面選択やコントラスト調整、画像の回転、3D画像加工といった処理のリクエストを、端末の画面上から直感的な指先の操作で送信可能。実際の加工・処理は院内のCRMAサーバー上で施され、その処理結果を端末上に表示するため、端末の能力に関係なくスムーズな閲覧と快適な操作性を実現。
●お問い合わせ
GEヘルスケア・ジャパン(株) コミュニケーション本部
TEL:0120-202-021
URL:http://japan.gehealthcare.com/cwcjapan/static/index.html