~平成24年度の基本方針を発表、新会長に小松研一氏を選出~
一般社団法人日本画像医療システム工業会(以下JIRA)は、6月4日、KKRホテル(東京都千代田区)にて、平成24年度定時社員総会を開催した。
はじめに加藤久豊氏(JIRA会長:当時)が平成24年度の基本方針と事業計画を発表。3年目を迎えた「JIRA将来構想アクションプラン」を新しい環境にマッチさせ、新産業の創出と既存産業の拡大というミッションを確実に実行するため、今年度の活動の基本方針が策定された。なお平成24年度の基本方針は、(1)新産業の創出、(2)産業拡大のための積極的な施策提言と推進、(3)国際化する事業への対応強化、(4) 企業振興の強化、(5) JIRA活動の基盤強化、(6) コンプライアンスの更なる徹底の6点。
基本方針の中で、日・米・欧三極の工業会による「国際画像診断・医療IT・治療機器産業連合会(DITTA)」にかかわる組織・機能の強化やメンバーの拡充などを行い、DITTAの一員としてグローバルな提言活動を強化すること。さらに新規マーケットへの参入を強化し、中国・韓国に加えて他アジア諸国、および新興国への活動を拡大させる点などが強調された。
そして新定款による承認事項や平成23年度事業報告、平成24年度概観の説明が行われ、事業報告と収支決算について承認された。平成24年度の予算案の審議では、2年ぶりに開催されたITEM2012が好調だった点などが確認され、予算案は満場一致で可決となった。
また新会長の選出が行われ、(株)東芝顧問、東芝メディカルシステムズ(株)相談役の小松研一氏が新たに会長職に就任した。同氏は「厳しいグローバル経済の中でも日本の存在感を示し、関連団体と連携しながら更なる発展を目指したい」と語り会を締めくくった。
総会終了後には、JIRAや業界の発展に功績のあった会員代表者や団体の表彰が行われ、表彰状と記念品が贈呈された。