㈱日立メディコ(本社所在地:東京都千代田区、執行役社長:北野昌宏)(以下「日立メディコ」)は、㈱日立システムズと連携し、医療情報システム向けクラウドサービス「安心バックアップサービス」の提供を、7月2日より開始する。
日立メディコグループでは、従来より、日立メディコが中小規模病院向け医療情報システム「Open-Karte」、日立メディコの子会社である日立メディカルコンピュータ㈱(以下「日立メディカルコンピュータ」)が診療所向け医療情報システム「SEED」シリーズを販売している。システム規模が小さい診療所向けには、日立メディカルコンピュータが既に同サービスを提供し、多数の運用実績を有している。今回、日立メディコは、ユーザーの要望に応え、複数先進ユーザの運用実績も踏まえ、中小規模病院向けとしては画期的な同サービスの提供を本格的に開始する。
▼安心バックアップサービス
1.サービスの概要
電子カルテシステム、医事会計システムなど医療情報システムに蓄積される重要な情報を不慮の事故・災害から守るため、厳重なセキュリティ管理により東西2拠点のデータセンタにデータをバックアップする。
2.主な特長
・信頼性の高いバックアップ
地理的に離れた堅牢な2つのデータセンタへのバックアップにより、広域災害(地震・台風等)によるデータ消失リスクも回避。データセンタ間はバックアップデータの同期を行っており、万一の事故からの迅速な復旧が可能。
・一括自動バックアップ
一般のバックアップサービスと異なり、電子カルテシステムのみならず医事会計システムや他の部門システムのデータも一括して自動バックアップし、医療機関全体の医療情報システムの安定的稼働を支える。
・厳重なセキュリティ管理
バックアップの際、通信の暗号化に加え、データそのものの圧縮、暗号化を行い、データセキュリティ確保に万全を期している。
【日立グループにおける医療クラウドについて】
㈱日立製作所 情報・通信システムグループは、日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」として、国内・海外のデータセンタ、各種分野の100種類を超えるサービス及びプラットフォーム基盤をワンストップで提供している。
近年、クラウドの拡大を背景として、社会活動で発生するデータが急増しビッグデータの時代を迎えるなか、医療分野においてもデータの収集・蓄積・分析を行い、社会的なニーズに対応しようとする動きが加速している。日立製作所および日立メディコは、医療・健康分野向けストレージ事業を展開している米国のHitachi Data Systems Corporationとも連携し、ヘルスケア分野におけるグローバル事業展開に取り組んでいる。
●お問い合わせ
㈱日立メディコ
メディカルIT営業本部 担当:光城(みつぎ)
TEL:03-3526-8252
e-mail: mitsugi@hq.hitachi-medical.co.jp
※アドレス入力の際は、@を半角にしてください。
URL:http://www.hitachi-medical.co.jp/