日本ヒューレット・パッカード、デュアルコアプロセッサー搭載、幅広い用途に対応するスタンダードシンクライアント発表

2012.07.20

 日本ヒューレット・パッカード(株)(本社:東京都江東区)は、従来モデルと比較し約2倍の処理能力を備え、利用環境の変更にも柔軟に対応するシンクライアント「HP t510 Thin Client(以下、t510)」を発表。
 「t510」は、デュアルコアプロセッサーと高性能ビデオエンジンを搭載し、画面転送はもちろんリッチコンテンツの再生にも十分な処理能力を備えたシンクライアントのスタンダードモデルです。クライアント仮想化端末としてだけでなく、コールセンターや、医療分野等での専用端末としての利用など、幅広い用途で活用できる。
 新製品は、日本HP直販営業、日本HP販売代理店を通じ、本日から販売を開始。

製品名:HP t510 Thin Client
販売開始日:7月19日
構成           販売価格(税込)
HP t510 ThinPro 1G Flash/2Gメモリ:29,400円
HP t510 SmartClient 1G Flash/2Gメモリ: 29,400円
HP t510 WES09 2G Flash/2Gメモリ:37,800円
HP t510 WES09 2G Flash/2Gメモリ WiFi: 43,050円
HP t510 WES7 16G Flash/2Gメモリ: 40,950円
HP t510 WES7 16G Flash/2Gメモリ WiFi:46,200円

*WES7:Windows(R) Embedded Standard 7
 WES09:Windows Embedded Standard 2009
 ThinPro:HP ThinPro

新製品の主な特長は以下の通りだ。

<デュアルコアプロセッサーと高性能ビデオエンジンによる優れたパフォーマンス>

 IP電話の普及により、音声、メール、インスタントメッセージなどを統合したユニファイドコミュニケーションへの対応は、企業のニーズとして高まりを見せている。「t510」は、デュアルコアプロセッサー「VIA Eden X2 U4200」の搭載により、仮想デスクトップ環境を使用しながらローカルでIP電話を使用するなど、マルチタスク処理時にも優れたパフォーマンスを提供。また、高性能ビデオエンジン「VIA ChromotionHD 2.0」の搭載により、プロセッサーに負荷をかけず、映像などリッチコンテンツのスムーズな再生を実現した。

<柔軟なリパーパス(利用環境の変化)に対応する充実のラインアップ>
 「t510」は、Windows対応アプリケーションと親和性の高いWindows Embedded Standard(以下、WES) 7モデルとWES 2009モデル、セキュアなHP独自OS「HP ThinPro」搭載モデル、OSレスで端末設定が不要なスマートクライアント モデルからなる多彩なラインアップを揃えます。また、WES搭載モデルを導入した場合は、業務環境の変化に応じて、後からOSを「HP ThinPro」に変更することや、スマートクライアントとして運用することも可能なので、長期的な投資を抑えることができます。

<生産性向上を実現する管理ツール>
 「t510」は、従来のシンクライアントと同様、「HP Device Manager」からネットワーク経由でリモート管理することが可能。初期設定に要する時間の短縮や、プロトコルやアプリケーションのバージョンアップへの迅速な対応が可能で、管理工数の削減とともに生産性向上を実現した。また、ウィザード形式で初回セットアップが簡単に行え、USBメモリへのバックアップも容易な「HP Easy Tools」機能も搭載。

t510

●お問い合わせ先
日本ヒューレット・パッカード(株)
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120-436-555
URL:http://www.hp.com/jp/