フィリップス、世界最大の女子マラソン「名古屋ウィメンズマラソン」を2年連続オフィシャルヘルスケアパートナーとしてAEDでサポート

2013.02.12

-国内マラソン大会で過去最多の134台のフィリップス社製AEDを適正配置-
 
 
 (株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長: ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、昨年に引き続き、3月10日に愛知県名古屋市で開催される「名古屋ウィメンズマラソン」のオフィシャルヘルスケアパートナーとして、マラソンコース沿道にフィリップス社製AED(自動体外式除細動器)134台を適正配置し、ランナーの安全な走行をサポートすることを発表した。今年は昨年の119台を15台上回る計134台のAEDを適正配置するが、国内のマラソン大会で配置されるAEDの数として134台は過去最多となる。
 近年、マラソンのようなスポーツにおいて、選手の安全を支えるのにAEDのサポートはとても重要となっている。マラソンで最も懸念されることの1つが突然の心停止(SCA)だ。突然の心停止の多くは「心室細動」と呼ばれるものが原因で、心室細動を起こすと心臓が不規則なけいれんを起こし、血液を体内に正常に送りだすことができなくなってしまう。この心室細動に対する唯一の治療法がAEDを使用した除細動だ。
 「名古屋ウィメンズマラソン」は、2011年まで国際大会の選考会であった「名古屋国際女子マラソン」を継承し、エリートランナーに加え一般市民も参加可能としてリニューアルし昨年2012年より開催されているもので、女性だけのマラソン大会としては世界初の1万5千人規模の市民マラソン大会だ。第1回目となった昨年は、計13,114名の女性ランナーが参加し、女性だけのマラソン大会として世界最大の参加者数としてギネス世界記録に登録された。
 また「名古屋ウィメンズマラソン」は昨年、国際陸上競技連盟(IAAF)が世界の主要ロードレースを格付けするラベリング制度において、女性単独の市民参加型マラソンとしては世界で初めて、最高位の「ゴールドラベル」を取得した。
 第2回目の今年は、8月にロシア・モスクワで開催される「第14回世界陸上競技選手権大会」の選考会も兼ねており、多くのトップアスリートの参加が予定されている。世間の注目度も高く、多くの観衆が予想される。
 そこで「名古屋ウィメンズマラソン2013」は、円滑な救急医療体制の構築のため、医学博士、野口 宏氏(愛知県救急医療情報センター、統括センター長)を部会長とする医療部会を設置し、全ての競技者が安心して記録に挑戦し完走できるよう万全の体制でサポートする。本部会は、「心肺停止傷病者に対し速やかな救命処置を行うことにより、現場での心拍再開を図る」を成果目標の1つに掲げ、突然の心肺停止傷病者に対する対応として「発見から30秒以内の通報」「発見から1分以内の胸骨圧迫の実施」「発見から3分以内の除細動の実施」の3つを行為目標に定めた。フィリップスは、この行為目標のひとつである、「発見から3分以内の除細動の実施」を実現するため、日本国内のこれまでのマラソン大会で最も多い134台のフィリップス社製AEDを、コース沿道に500メートル置きに配置し、安全な競技運営をサポートする。
 本大会医療部会会長でもある野口 宏氏は、「第2回目の今年の大会では、フィリップス社協力のもと、国内のマラソン大会で過去最多の134台のAEDを適正配置し、全ての心肺停止疾病者に対して3分以内に除細動できるよう、万全の態勢を構築しました。全てのランナーの皆さんが笑顔でゴールすることを心より願っております」と述べた。
 
 なお、フィリップスは、「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知」を構成するもう1つのマラソン大会「名古屋シティマラソン」も、同様にAEDでランナーの安全をサポートする。
 
 
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