装置外観1
装置外観2
波尾切断機能
NDD法による被ばく線量管理
(株)日立メディコ(本社所在地:東京都千代田区、執行役社長:北野昌宏)は、「高速視野移動」「被ばく低減」「画像自動処理技術FAiCE-V」「省スペース・低ランニングコスト」をコンセプトにしたX線透視診断装置「DIAVISTA」を発売する。
製品の特長
1.高速視野移動で短時間検査に対応
検診による消化管検査は、短時間で多くの撮影を行うことが重要であり、素早い視野移動が求められる。「DIAVISTA」は、映像系が最速9cm/秒と高速で移動するため効率良くX線検査を行うことができる。
また、管球支持器および天板が移動可能なため、広範囲な透視・撮影エリアを確保でき、術者と被検者に負担の少ない効率的な検査を可能としている。
2.被ばく低減
被ばくに対する意識が高まる中、被ばく低減を目的としてパルス透視機能と波尾切断機能を標準搭載した。
また、NDD法による被ばく線量計測機能を備えており、被検者の被ばく線量を定量的に管理することがでる。
3.画像自動処理技術FAiCE-V
日立が誇る画像自動処理技術「FAiCE-V」は、X線が強く黒くつぶれて診えにくい領域の画像濃度を「診える」画像に修正する「DRC(ダイナミックレンジ圧縮)」や撮影ごとにγカーブなどの処理を施し、高画質な画像をリアルタイムに提供する「ダイナミックγ処理」技術を搭載している。また、簡便な操作性とクリアな画像により、術者が手技に専念することができるよう配慮している。
4.省スペース・低ランニングコスト
DIAVISTAは、透視撮影台、操作コンソール、X線高電圧装置の3つのコンポーネントのみで構成され、遠隔操作卓に画像処理装置を組み込み一体化することで省スペース化を実現。
また、特別な温度管理や湿度管理が不要で専用の空調を設ける必要がないFPDを採用しているため、ランニングコストを抑えることが可能だ。
【開発の背景】
X線透視診断装置は、1960年代に胃内壁の様子を詳細に診断するために開発された二重造影検査法が普及したことで高性能化が進み、検診でも利用されてきた。1990年代に入るとデジタルX線透視診断装置が製品化され、病変部の詳細な状態をリアルタイムに確認できるようになった。
しかし、1990年代まで主流だったX線検出器であるイメージインテンシファイヤは、視野が円形でX線入射面が凸面であるため、画像の周辺部が歪むという短所があった。
2000年代に入り、透視撮影に対応したフラットパネル検出器(FPD)が製品化され、これを搭載したX線透視診断装置は、矩形視野でかつ歪みのない画像を表示できるようになった。また、FPDは弱いX線から強いX線までを映像化することができるため、二重造影検査法のようなコントラスト差の大きい画像には有用となる。
そこで同社は今回、消化管検査に適したサイズの最新FPDと簡便な操作性とクリアな画像を特長とする画像自動処理技術(FAiCE-V)を搭載したX線透視診断装置を開発した。
●お問い合わせ
(株)日立メディコ
XRマーケティング本部 担当:関川
TEL:03-3526-8303
URL:http://www.hitachi-medical.co.jp/
製品の特長
1.高速視野移動で短時間検査に対応
検診による消化管検査は、短時間で多くの撮影を行うことが重要であり、素早い視野移動が求められる。「DIAVISTA」は、映像系が最速9cm/秒と高速で移動するため効率良くX線検査を行うことができる。
また、管球支持器および天板が移動可能なため、広範囲な透視・撮影エリアを確保でき、術者と被検者に負担の少ない効率的な検査を可能としている。
2.被ばく低減
被ばくに対する意識が高まる中、被ばく低減を目的としてパルス透視機能と波尾切断機能を標準搭載した。
また、NDD法による被ばく線量計測機能を備えており、被検者の被ばく線量を定量的に管理することがでる。
3.画像自動処理技術FAiCE-V
日立が誇る画像自動処理技術「FAiCE-V」は、X線が強く黒くつぶれて診えにくい領域の画像濃度を「診える」画像に修正する「DRC(ダイナミックレンジ圧縮)」や撮影ごとにγカーブなどの処理を施し、高画質な画像をリアルタイムに提供する「ダイナミックγ処理」技術を搭載している。また、簡便な操作性とクリアな画像により、術者が手技に専念することができるよう配慮している。
4.省スペース・低ランニングコスト
DIAVISTAは、透視撮影台、操作コンソール、X線高電圧装置の3つのコンポーネントのみで構成され、遠隔操作卓に画像処理装置を組み込み一体化することで省スペース化を実現。
また、特別な温度管理や湿度管理が不要で専用の空調を設ける必要がないFPDを採用しているため、ランニングコストを抑えることが可能だ。
【開発の背景】
X線透視診断装置は、1960年代に胃内壁の様子を詳細に診断するために開発された二重造影検査法が普及したことで高性能化が進み、検診でも利用されてきた。1990年代に入るとデジタルX線透視診断装置が製品化され、病変部の詳細な状態をリアルタイムに確認できるようになった。
しかし、1990年代まで主流だったX線検出器であるイメージインテンシファイヤは、視野が円形でX線入射面が凸面であるため、画像の周辺部が歪むという短所があった。
2000年代に入り、透視撮影に対応したフラットパネル検出器(FPD)が製品化され、これを搭載したX線透視診断装置は、矩形視野でかつ歪みのない画像を表示できるようになった。また、FPDは弱いX線から強いX線までを映像化することができるため、二重造影検査法のようなコントラスト差の大きい画像には有用となる。
そこで同社は今回、消化管検査に適したサイズの最新FPDと簡便な操作性とクリアな画像を特長とする画像自動処理技術(FAiCE-V)を搭載したX線透視診断装置を開発した。
●お問い合わせ
(株)日立メディコ
XRマーケティング本部 担当:関川
TEL:03-3526-8303
URL:http://www.hitachi-medical.co.jp/