日本ヒューレット・パッカード、HP Converged OEMプログラムを発表

2013.04.10
杉原博茂氏
橘 一徳氏
富田浩次氏
同社の工場の様子
 日本ヒューレット・パッカード(株)(本社:東京都江東区、代表取締役社長執行役員:小出伸一)は4月2日、同社昭島工場(東京都昭島市)で記者会見を開き、HP Converged OEMプログラムのサービス開始を発表した。
 最初に杉原博茂氏(常務執行役員エンタープライズインフラストラクチャー事業統括)は、同サービスは2005年に北米で開始されていたサービスだが、日本経済の景気回復への期待感の高まりと、日本企業のグローバリゼーション気運の高まりのため、本サービスを日本で開始するに至ったと語った。
 また、橘 一徳氏(同社エンタープライズインフラストラクチャー事業統括サーバー&ネットワーク製品統括本部統括本部長)が同サービスの概要について説明した。同サービスは、HP ProLiantをプラットフォームとしてエンドユーザに再販売するOEMビジネスパートナーを対象とした支援プログラムだ。主なターゲットはエンドユーザではなく、医療機器を初めとした製造業やサービスプロバイダ・データセンター事業者、ソフトウェアベンダーである。そして、このサービスを推進していくため、OEMビジネス推進部を2012年11月に設立したと語った。
 最後に富田浩次氏(同社インダストリスタンダードサーバー&ネットワーク製品本部インダストリスタンダードサーバー製品企画部マネージャー)が、同サービスの具体的な内容について説明した。同サービスの特徴として、HP ProLiant OEMファミリー、OEMカスタマイズ・サービス、HP OEMホットラインサービス、グローバル・プライシングを挙げた。HP ProLiant OEMファミリーは、長期製品提供や5年間標準保証、ノンブランディングベゼルといったがある。また、OEMカスタマイズ・サービスは、製品ベゼルロゴや梱包箱リブランディングサービスやインテグレーションサービスを行うものである。ホットラインサービスとは、全世界で利用可能な英語対応の専用コールセンターを用意し、障害対応を受け付ける。