コニカミノルタ、医療用X線ドライフィルム生産を外部へ委託

2013.05.09

 コニカミノルタ(株)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松﨑正年)は、5月8日「医療用X線ドライフィルム」の生産を自社から外部への委託生産に切り替えることを発表した。それに伴い、同製品の生産を2013年度上期中に終了する予定である。
 医療用X線撮影では、近年フィルムレス化が加速し、「ドライフィルム」の需要は先進諸国では減少傾向にある。その一方、X線撮影画像をダイレクトに取得できるDR(Digital Radiography)が普及してきた。
 コニカミノルタ(株)は、画像データの送信が無線で行えるワイヤレスタイプのカセッテ型DRとしては世界最軽量を実現した「AeroDR」シリーズを発売し、多くの医療現場で高い評価を得ている。
 新興国においては、2012年度のCR(Computed Radiography)の販売台数が、前年比3割増を超え、2013年も着実な伸びが見込まれている。このCRの販売台数増加は「ドライフィルム」の採算性向上との相乗効果が期待されている。
 コニカミノルタ(株)のヘルスケア事業は、今後もDR販売を転機に「デジタル画像診断システムとITサービス」を中核として事業展開を行う予定である。

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