フィリップス、携帯サイズを実現したコンパクト生体情報モニタ 「IntelliVue(インテリビュー)MX40」を発売

2013.05.21

 (株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ)は5月20日、コンパクト生体情報モニタ「IntelliVue MX40」の販売開始を発表した。

 同製品は、2.8インチのタッチスクリーン付カラー液晶画面で携帯サイズを実現したコンパクト生体情報モニタ。アラーム機能により、回復期の確実なモニタリング環境を構築するとともに、先進的なネットワークで医療従事者が患者さんの位置情報を把握したり、患者さん自身が通信エリアの中にいるか外にいるのかを自分で把握できるなど、患者さんと医療従事者へ安心と安全を提供する機器といえる。

「IntelliVue MX40」は、以下の5つ特長を持っている。
①使用環境を問わないオールラウンドモニタ:従来のテレメータ送信機では困難であった<患者識別>が可能。数値表やアラーム情報といった生体情報モニタとしての標準的な表示機能に加え、心電図電極、バッテリやアンテナ感度の各状態も常時確認が可能。
②充実したモニタリング機能:心電図は3/5/6極リードから選択でき、特に循環器病棟等の心疾患患者のモニタリングに必須なEASIならびにHexadによるベクトル計算導出12誘導や、高い不整脈解析精度や連続的なQT/ST解析が可能。
③安全な運用を実現する双方向通信:ITS方式では、セントラル装置側からのアラーム呼び出しや心電図の誘導切り替え、非観血血圧の測定開始など、双方向無線を活用して遠隔からの操作が可能。
④最新のLAN環境に対応した高い汎用性:院内無線機器と同様の最新のセキュリティ技術に対応した設定ができ、安全な院内インフラ環境を実現するとしている。
⑤近距離のケーブルレスセンサ通信機能:既発売のケーブルレスNIBPセンサと組み合わせて非観血血圧を表示項目に追加したり、ベッドサイドモニタIntelliVue MP5(SRRオプション付き)を参照用ベッドサイドモニタとして使用したりするなど、患者さんとモニタ間のケーブルを接続することなくモニタ項目の追加やその参照をおこなうフレキシブルかつ簡便なモニタリングを実現するとしている。

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