ギブン・イメージング社、腺腫検出における大腸用カプセル内視鏡 PillCam COLON と大腸内視鏡の同等性/同質性評価の最新データを発表

2013.05.31

 ギブン・イメージング社(本社:イスラエル、代表取締役社長:河上正三)は5月21日、6mm 以上の病変検出における大腸用カプセル内視鏡 PillCam COLON の精度と安全性を評価した多施設前向き臨床試験の二次データ解析の結果を発表した。

 この二次データ解析結果は、インディアナ大学医学部のディスティングイッシュト・プロフェッサーでチャンセラー・プロフェッサー、兼インディアナ大学病院内視鏡科部長であり、この PillCam COLON ピボタル試験の治験責任医師でもある Douglas Rex, M.D.が 2013 年 5 月 18 日~21 日に開催されている米国消化器病週間(DDW)で発表したもの。

 患者様の一部を対象としたこのデータ解析の結果、6mm 以上の腺腫の検出における PillCam COLON の感度は88%、特異度は 82%でした。10mm 以上の腺腫の検出では、感度 92%、特異度 95%でした。これらのデータから、通常の腺腫の検出において PillCamR COLON は大腸内視鏡の有効性に匹敵するものであり、大腸内視鏡と同様、全大腸の粘膜を直接観察することができるという予備的エビデンスが示された。

●PillCam COLONについて
PillCam COLONカプセル内視鏡には、2台の小型カラービデオカメラ(両側に1台ずつ)、バッテリー、LED光源が装備され、サイズは11mm×31mmです。患者様がPillCam COLONを嚥下すると、約10時間にわたって毎秒 最高35枚の画像が撮影され、患者様に装着した記録装置に転送される。この記録装置からコンピュータにデータが転送され、RAPID ソフトウェアを使ってビデオ画像として編集され、医師がPillCam 検査の結果を評価・報告することができる。PillCam COLON は現在米国 FDA に販売承認を申請中。

●お問い合せ
ギブン・イメージング㈱ 
広報代理:㈱ ブレインズ・カンパニー
TEL:03-3496-1091
URL:http://www.givenimaging.co.jp