血管病の認知拡大を目指して
Cook Japan(株)は、一般社団法人日本心・血管病予防会により制定された「心・血管病予防デー」の各種活動に協賛することを発表した。「心・血管病予防デー」は、血管に由来するさまざまな疾患(以下、血管病)について市民レベルでの理解を深め、予防・健診への意識を高めるとともに、血管病の包括的な診断・治療を推進することを目的としている。「心・血管病予防デー」は毎年敬老の日の前日(本年は9月15日)となる。
近年、急速に高齢化が進行するなか、加齢や運動不足、過食などによる血管の動脈硬化を原因とした脳血管障害や心疾患、血管疾患が著しく増加しており、その改善のためには、日常生活での管理の重要性が問われている。日本人の死因の約25%は心疾患および脳血管疾患であり、悪性新生物(がん)に匹敵する割合となっている。また、血管病の一つである大動脈瘤および解離による死亡者数は過去10年間増加を続けている。こうした状況からも血管病について一般生活者の皆様の理解を深め、予防や治療法についての知識を高めることは急務といえる。
初年度となる本年は、9月15日に「心・血管病予防デー」の制定を記念して、東京タワーをシンボルカラーである緑色にライトアップする活動や記念トークイベントが予定されているほか、16日にはTake! ABI(手足の血圧測定)、Take! Echo(腹部の大動脈径の測定)のイベントが開催される※1。日本心・血管病予防会では、これまでもTake!ABIやTake!Echoなどの啓発イベントを実施してきたが、今回の記念日の制定を記念し、これら一連の活動を「GREEN IVY 運動」と称し、今後血管病の疾患、予防、治療法についての知識普及、生活習慣の見直しを提案していく。将来的には、国民的な運動となるよう、幅広い分野での活動を目指す。
※1活動の詳細は下記URLを参照
http://shinkekkan.com/abiecho2013/index.html
一般社団法人日本心・血管病予防会 理事長の重松 宏氏は以下のように述べている。「『自分の健康は自分で守る時代』と言われて久しい反面、まだまだ市民レベルでの健康や健診に対する認識が不十分です。我々、日本心・血管病予防会は一般市民向けの啓発活動として2010年からTake!ABIを、また昨年からTake!Echo等の活動を行っています。この度、厚生労働省、日本医師会、関連学会をはじめとする各団体からご賛同・ご後援をいただき『心・血管病予防デー』の制定を記念する各活動を実施するに至りました。関係者と広く協力していくことで、少しでも多くの皆様の心にとまる活動が展開できればと思います。」
●GREEN IVY活動 2013年の主な活動
9月上旬
都内の公共交通機関主要駅 (浅草、表参道、銀座、新宿、巣鴨、東京、浜松町、有楽町 (予定))、全国の主要病院で啓発ポスター掲示
9月15日
「心・血管病予防デー」制定 記念トークイベント
東京タワーを緑色にライトアップ
9月16日
Take! ABI、Take! Echo開催
●お問い合わせ
Cook Japan広報担当
フライシュマン・ヒラード・ジャパン(株)
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FAX:03-6204-4302
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